『izumi』へ寄せられた、感想、意見など……。
★私は別にK-POPが好きではないけど、韓国文学を読むし、ドラマも観ます。幼い頃から在日の人だったり韓国文化だったり韓国現代史が身近にあって、そのなかで傷ついた人の描写が上手くて、だから私は韓国文化に惹きつけられるのだと思います。権利を踏みにじられた人々だからこその表現ということを、授業のレポートに書こうと思っていたのですが、先に「座・対談」で斎藤真理子さんに言われてしまいました。
★斎藤真理子さんの『韓国文学の中心にあるもの』は読んだことがあったのですが、やはり近代文学には韓国人のアイデンティティが強く表れていて、その部分をよく知ることで深い鑑賞ができると思いました。
★生協でコーヒーを淹れているのを待つ間に『izumi』がたまたま目にとまり手に取ったのですが、自分が個人的に関心を寄せている「韓国文学」「日本のマイノリティ(アイヌ)」「フェミニズム/男性学」が大きな特集のトピック全てに含まれていたので驚きました。周囲の友人たちにシェアしてみても知ってる人がほとんどいなかったので、もっと知られて欲しいと思う号でした。特に斉藤真理子さんの「座・対談」は、「これってフリーペーパーで読んでいいのかな?」ととっさに思うほどの充実さを感じました。読むことができてよかったです。
★「わが大学の先生と語る」コーナーで、中川裕先生が語るアイヌがとりあげられていたことが嬉しかったです! NHKの「100分de名著」で観てからアイヌの世界に興味をもちました。
★毎号毎号楽しく拝読しています。「わが大学の先生と語る」の、『金カム』アイヌ語監修者でもある中川裕先生へのインタビュー記事が特に面白かったです。わたし『金カム』未履修なのですが、アイヌの文化とその研究に非常に興味があります。わたしの大学にも(アイヌ語のような)日本語文化圏に(地理的に)近接した言語の専攻があったらいいのに……なんて思いました。
★特に印象に残った記事は「わが大学の先生と語る:ありのままを見つめて」。民俗学は自分の専門である栄養学とは別の学問だが、昔の人々はハレの日に何を食べるのか?どうやって過ごしていたのか?といった、いわゆる伝統を知るという点はとても通じるものがあると感じる。その伝統が受け継がれていく一方で、近代の技術が活かされていたり、廃れてしまうものもある。現代を生きる私達はそういった古い文化をきちんと遺し、伝えていくことが大切だと感じた。
★アイヌに興味があり、「わが大学の先生と語る」を読んで以前観たアイヌモシㇼを思い出しました。コロナ禍でなかなか旅行もいけませんが、近いうちにウポポイにも行けたらいいなと思ってます。
★おもしろかった。『ゴールデンカムイ』を読んでいたけど、その監修された先生の考えについて「わが大学の先生と語る」で触れることができて良かった。
★大学生になり、読書をしようと心に決めたので、『izumi』を手に取りました。「リレーエッセイ」のコーナーが特にお気に入りで、他大学の学生の面白い文章を読ませていただいています。次回担当される方の文章がもう既に楽しみです。
★初めて「読書のいずみ」を拝見したが、学生がインタビューを行う形式は非常に良いと感じた。インターネット、SNSが普及した時代では自分の読む本の幅は広がっている様で実は狭まっている一方だと、様々な本を知ることで気づけた。
★知らない本をたくさん知ることができて面白かったです。また、読んだことのある本もほかの人の書評などを読み、また読みたくなりました。
★普段から読書が好きで通学での電車の中でよく読みます。いま読んでいるのは大学の友達に強くお勧めされた「図書館戦争シリーズ」(有川浩)で、「語り合いたいから早く読むように」と、会うと毎回催促されています。
※斜体の投稿者名は、ペンネームです。
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