いずみの窓 175号

『izumi』へ寄せられた、感想、意見など……。

 

174号を読んで


大学生協で本を買い終わったあとふと『izumi』が目に入り、川上未映子さんの対談に惹かれて初めて冊子に手を伸ばしました。現在、悩んでいることが川上さんの『黄色い家』で扱われているテーマとぴったり重なっており、運命を感じてプレゼント企画に応募いたしました。

京都工芸繊維大学大学院/スマートフォン
 

何の本を読もうか選ぶのは大変なので、本誌を読んで本選びの役に立ちそうです。本を読みたい気持ちになりました。読書マラソンにも挑戦しようと思います。

神奈川大学1年/小林賢花
 

就活や自己について頭がいっぱいになっている時に、偶然立ち寄った生協で『izumi』を見つけました。『すべて真夜中の恋人たち』を読んだことがあり、著者である川上未映子さんの思考を知りたかったので、手に取りました。
 インタビュー形式なんですね。自分と同じ年頃の方が雲の上の人と会話しているという事実に驚きました。優しさで溢れたインタビューでした。

関西学院大学3回生/赤ちゃん運転手
 

川上未映子さんとの「座・対談」の記事が印象に残った。きちんと大学に通わせてくれて、将来の選択肢に幅を持たせてくれるような経済的には恵まれた家庭で育った。貧困などの問題を考える際、このことがいつも負い目だった。貧困の辛さを経験したことのない人間が知識だけで貧困についてわかったような気になって考えることはとても傲慢なことなのではないかと思っていた。しかしこの対談を読んで、当事者ではなくても、得た知識から自分の行動を変えていけば良いのかもしれないと視点を変えることができた。

早稲田大学3年/にいなな
 

 

今回、『izumi』を初めて読みました。生協の本棚で偶然見つけました。私は、川上未映子さんと彼女の作品が好きで、「座・対談」の内容が気になり手に取りました。川上さんとお話できるなんて羨ましいなという気持ちで読んでいました。
 「座・対談」では、私と同世代の大学生がインタビューされていたということもあって、私も川上さんとの距離が少し近くなった感覚で読んでいました。その点で他の文芸雑誌のインタビューとは少し違っていて、面白かったです。大学生が聞き手になるからこそ、作家さんから引き出すことができるものがあるのかなと思いました。

琉球大学4年/miu
 

川上未映子さんのインタビュー、P.6「人は死ぬの。若いと……」が印象に残った。最近、他の人にはできて、自分にはできないことが、沢山あると感じ、憂鬱な気分だった。しかし、優しいだけが取り柄の、私のままで良いと思えた。救われた。この本は全体を通して優しさを伝えてくれた。ありがとうございました。

お茶の水女子大学大学院/れもこ
 

今号は京大の藤原辰史先生のインタビュー(「わが大学の先生と語る」)がとても面白かったです。話の広がりも本の紹介もジャンルを問わず縦横無尽で、インタビュアーのおふたりは本当に楽しかっただろうなと思わされました!

千葉大学4年/kirin
 

 

近頃、自分の生活の中にますますAIが浸透してきていると実感する。これからもっともっと、AIがつくった作品が世に溢れていくのかな。便利になることはありがたいことだと感じる。でもそれ以上に、考えなくなること、読まなくなること、書かなくなることはすごく恐ろしい。
 「わが大学の先生と語る」の《うたう文章、交わすことば》を読んで、著者が著作中に読んでいた別の作品が、後に読者へイメージとして伝わるという体験は、著者が人間であるゆえに起こり得るドラマチックな体験のように感じる。
 これからAIが書いた作品を気軽に手に取れるようになっても、人間により創造された「人の心に届くリズム」や「歌って書かれた文章」が、人間によりずっと大切にされていってほしい。

金城学院大学4年/ズボラサンショウウオ
 

「大学4年間で本を100冊読もう」というサブタイトルがついた特集が組まれている冊子の中には、100冊を優に超える本が紹介されていて、どこまでも広がる本の世界に飲み込まれたような気持ちになった。

大阪大学1回生/K.S.
 

読書マラソンのコーナーでは、私と同じ学生であるにもかかわらず、読む人の感情を動かすようなコメントを書く方ばかりで、すごいと思った。読んでみたい本も見つかった。

名古屋大学2年/メイマー
 

「読む地元」の企画は視点が斬新で面白いと感じた。ラインナップは小説だけかと思ったが『北越雪譜』の様なノンフィクションも挙げられていて、その幅の広さに驚いた。生憎私の地元である栃木県は挙げられていなかったのであるが、この企画は作品を変えて何度も出来ようから、また今度の機会を楽しみにしている(栃木県だと、尾崎紅葉『金色夜叉』、松尾芭蕉『奥の細道』、イサベラ・バード『日本奥地紀行』位しか思い浮かばないのであるが)。
 加えて「2022年のマイベスト」にて、『羊の歌』を4周もしている方が居られて大変吃驚すると共に、同志を見付けた様で嬉しくなった。今般『羊の歌』を読んでいる人間が居るんだなぁ。もっとも、私は『羊の歌』が好きとは言い条、4周まではしていないのだけれども。これを機に読み返そう。

宇都宮大学4年/鈴木恭哉
 

 

後藤さんのリレーエッセイが面白かったです! 私も唐揚げは好きですが、やはり体重は気になるところ……。その気持ち分かる、と思いながら読ませていただきました。

東京農工大学4年/トヨチ
 

大学に入学し、高校のときはあまり読めなかった本を読みまくろうとおもっていたタイミングで『izumi』を見つけました。面白そうな本が見つかったので、参考にさせていただきます。これからもどうぞよろしくお願いします!

京都大学1回生/レヂデント
 

他の学生の読書の感想コメントを読むことはあまりなかったのですが、『izumi』を読んで本の中の世界に浸るだけじゃなく、1段飛び越え自分の中で物語を噛み砕くことの魅力に気づきました。

お茶の水女子大学2年/バースデーケーキ
 

生協に初めて行って、職員さんに読書マラソンを勧められました。同時に『izumi』をいただきました。おすすめ本を片っ端から読んでいきたいです。

鳥取大学1回生/maimai
 

大学に入って初めて『izumi』を手に取って読書マラソンがあることを知りました。いつもどの本を読むか本当に迷うので、おすすめの本を紹介していただけるのはありがたいです。大学でも沢山本を読んでいきたいと思います!

名古屋市立大学1年/パカ
 

 

読書マラソン・コメント、読んだ本ベスト3やオススメ本の紹介などを読むことで、「これも!これも!」と読んでみたい本が増えました。私が知らなかった本と素敵な出会いをされている方々に少し嫉妬してしまいました(笑)。

同志社女子大学4回生/あーさん
 

表紙が可愛い! 自分で本を選ぶと作家さんやジャンルがどうしても偏ってしまいます。色々な方の感想やおすすめを知ることができ、とても参考になりました。

山口大学4回生/ぶぅ助
 

最近読書に充てる時間が増えたこともあり、久しぶりに『izumi』を読みました。普段は自分の好きなジャンル以外の本になかなか手を出しにくいので、生の声と共に紹介が見られるのがとても有難いです。

東北大学/Tap
 

本選びの指南役をしてくれている冊子だなと思いました。書名こそ知っているし、いつか読みたいと思っていたのだけれど……という本について新刊既刊に拘らない選び方で紹介してくれていることが貴重でした。
 「座・対談」では川上未映子さんが時間をかけて新刊の話だけではなく考えやご自身について語っているように感じました。内容も作家としての覚悟を最後に語っておられ、傷つけるという自発的な動きをしながらでしか物語は生まれないという「産みの苦しみ」に触れた気がしました。インタビュアーの方も落ち着いた談義を展開される力があって素敵だなと思いました。
 私は最近、移動中の読書と狭い庭の片隅にいかにして物を増やさずに植木をバランスよく楽しむか、日当たり、虫問題はどうするかを思案する日々が幸せです。

同志社大学/小魚
 

前号を手に取ってからもう3か月も経ってしまったことに驚いた。春休みはサークルと学内の仕事で忙しく、読書習慣が廃れてしまったことに気づき悲しくなった。
 『izumi』も後半の構成が少し変わり、新たな年度が始まったことを感じさせる。新たに大学に加わる新入生に読書マラソンや『izumi』を紹介しつつ、自身も学業を頑張りつつ、また読書習慣を取り戻したいと思う。

電気通信大学4年/かなで
 
 

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