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大学生協 PICK UP! 文庫ベスト 10
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全国の大学生協450店舗の売上げデータより、新刊とロングセラーの文庫の中から『読書のいずみ』が独自に集計。7月に大学生の間でよく読まれた上位10作品をご紹介します。
データ抽出期間:2023年7月
朝井リョウ
『正欲』
新潮文庫/定価935円(税込)
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息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。だがその繋がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、ひどく不都合なものだった。読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。
浅倉秋成
『六人の嘘つきな大学生』
角川文庫/定価814円(税込)
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成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。だが、本番直前に課題の変更が通達される
――
伏線の狙撃手・浅倉秋成が仕掛ける、密室の心理戦。新世代の青春ミステリ。
國分功一郎
『暇と退屈の倫理学』
新潮文庫/定価880円(税込)
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「暇」とは何か。人間はいつから「退屈」しているのだろうか。答えに辿り着けない人生の問いと対峙するとき、哲学は大きな助けとなる。著者の導きでスピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど先人たちの叡智を読み解けば、知の樹海で思索する喜びを発見するだろう。
伊坂幸太郎
『逆ソクラテス』
集英社文庫/定価792円(税込)
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伊坂幸太郎史上、最高の読後感。デビュー20年目の真っ向勝負!
逆転劇なるか!? カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える(「逆ソクラテス」)。書き下ろしを含む、無上の短編全5編を収録。
町田そのこ
『52ヘルツのクジラたち』
中公文庫/定価814円(税込)
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自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる
――
。2021年本屋大賞第1位。待望の文庫化。
住野よる
『この気持ちもいつか忘れる』
新潮文庫/定価990円(税込)
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退屈な日常に絶望する高校生のカヤは謎の少女チカと出会う。美しい目を光らせ不思議なことを話すチカは異世界の住人らしいのだが、チカとの出会いを重ねるうち、カヤの心にはある変化が起き……ひりつく思いと切なさに胸を締め付けられる傑作恋愛長編。
カール・ポパー〈小河原誠=訳〉
『開かれた社会とその敵
第2巻 上』
岩波文庫/定価1,573円(税込)
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アリストテレス、さらにはヘーゲルをプラトン以来の全体主義に連なる哲学として論難したうえで、本巻はいよいよ左の全体主義を生んだマルクス主義を俎上にのせる。階級なき社会の到来が差し迫っているという予言論証の方法論を徹底的に批判し、「未来への悪しき案内人」マルクスに対する指弾が続けられる。
トマス・アクィナス〈稲垣良典・山本芳久=編〉
『精選 神学大全 1 [徳論]』
岩波文庫/定価1,650円(税込)
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中世を代表する哲学者、トマス・アクィナス(1225頃 ー1274)が生涯を賭けた集大成『神学大全』。壮大な神学の殿堂は、汲み尽くしえない叡智の宝庫である。神論、人間論、キリスト論の全三部から初めて思索の核心を精選。1は人間論の中核「徳」論を収める。
吉野源三郎
『君たちはどう生きるか』
岩波文庫/定価1,067円(税込)
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著者がコペル少年の精神的成長に託して語り伝えようとしたものは何か。それは、人生いかに生くべきかと問うとき、常にその問いが社会科学的認識とは何かという問題と切り離すことなく問われねばならぬ、というメッセージであった。
杉井光
『世界でいちばん透きとおった
物語』
新潮文庫nex/定価737円(税込)
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衝撃のラストにあなたの見る世界は『透きとおる』。大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。宮内の長男からの連絡をきっかけに遺稿探しが始まる。予測不能の結末が待つ、衝撃の物語。
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