読書マラソンWEB版 5月特別号

『迷路館の殺人』著:綾辻行人 出版社:講談社

名城大学 中島一輝

名城大学
中島一輝

迷路館の殺人

『迷路館の殺人』
著:綾辻行人
出版社:講談社

「十角館の殺人」、「Another」の著者である綾辻行人さんの作品の1つであるのがこの「迷路館の殺人」だ。常識では考えられない地下に広がる館で繰り返される悪夢のような殺人。ギリシャ神話を元になづけられた部屋の謎。
綾辻行人さんの名前をきいてピンと来る人は数少ないだろう。彼の作品には叙述トリックを用いるが故に、なかなかメディア化されることはない。だから彼の名前を耳にする機会も少ないのだ。現代の我々、大学生が社会に出たときにたいせつなこととして「物事を多方の角度から観察すること」がある。この本はまさしく多方の角度から考えないとラストまでには真相にたどり着くことが出来ない。タイトルの通り、まさに読書を惑わす迷路のような作品だ。この本を読んで是非、新たな考え方を身につけていただきたい。そしてこの迷路の最後に何が待っているのか。
あなたの目で確認してほしい。

名城大学
中島一輝