大学進学を機に一人暮らしや新しい環境での生活を始める時期かと思います。18歳から成年になるということは、新たな責任を伴っていく年代でもあります。こうした環境の変化に伴って、トラブルに遭う可能性も高まります。例えば、住宅の賃貸契約や引っ越し、新生活を狙った訪問販売、SNS広告や偽情報、美容医療、儲け話に関するトラブルも起こり得ます。もちろん、身近に起き得るトラブルを意識することは大事ですが、不安になりすぎて何もできなくなってしまうのは非常にもったいないことで、本末転倒です。
大切なのは、肝心なポイントをしっかり押さえておくこと。まずは契約内容をよく確認し、怪しいと感じる、あるいは少しでも違和感があれば、はっきりと断ることも重要です。そして、少しでも困ったときには、契約前に身近な人へ相談する癖を付けましょう。「よき消費者」であるための行動の仕方を身に付けることは、一生役に立ちます。進学や就職で環境が変わる大学生の時期は、自ら考え行動する力を養う大きなチャンスでもあるのです。
また、学校教育の中でSDGsを学んだという方も多いと思いますが、その学びを、日々の身近な消費生活の中でどのように生かすことができるか、考え、行動につなげていってほしいと思います。消費者庁では、若者をはじめ、日々の暮らしの安全安心につながるような情報を発信していますので、発信する情報にもぜひ関心を持っていただければ幸いです。

大学生が巻き込まれやすい「50の危険」とその予防&対応策を、マンガや図表を使って徹底解説しています。学生とその保護者のための安心・安全マニュアルです。
定価:1,210円(税込)
全国の大学生協、書店で発売中!

国民生活センターは消費者庁所管の独立行政法人で、消費者トラブルに関する注意喚起情報や消費生活に関する情報をさまざまな形で発信しています。
「くらしの豆知識」は、「消費者トラブル対策本」として、くらしに役立つ幅広い分野の知識・情報をイラストや図表を交えて分かりやすくまとめ、毎年発行しており、2027年版で55冊目となりました。このたび、2027年版「くらしの豆知識」から、消費生活に関して10代から20代の若者が特に知っておきたい知識や情報を厳選・再編集した2027年版「くらしの豆知識 セレクト版」を発行いたしました。

コンセプトは「これだけは知っておこう!消費生活ガイドBook」です。
特集では、消費者トラブルにあわないための注意点や被害にあった場合の対処法などを分かりやすく解説しています。
また、セレクト版のオリジナル記事として、新生活を始める際に注意したい消費者トラブルを紹介しているほか、契約の基礎知識、SDGs、デジタル空間との向き合い方などを取り上げました。
皆さんの学校生活や日々のくらしに役立つ情報源として、ぜひご活用ください。
国民生活センターウェブサイトで試し読みができます。
[試し読み版]
「特集 知って防ごう! 消費者トラブル」
「2章 デジタル空間との向き合い方」などから一部を掲載
https://www.kokusen.go.jp/book/data/mame_select.html


国民生活センターでは、2023年9月に、公式YouTubeチャンネルを開設しました。
「契約トラブル」や「製品等に関連した事故」に関する注意喚起等の情報を配信します。
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