<環境> 全国環境セミナー2016 開催概要
-このページの内容
開催趣旨・目的
2015年11月30日から12月11日まで、フランス・パリで、COP21※1が開催されました。2020年以降の新たな地球温暖化対策の枠組みについて国際的な協議が行われましたが、先進国と発展途上国の対立があり、新ルールの法的拘束力は限定的なものになりました。私たちは地球温暖化対策について、国家の政策に任せるのではなく、自分たちの生活の問題として捉える必要があります。大学生協では、リサイクル容器の回収や「樹恩割り箸」の活用など事業の環境負荷を減らす努力を継続的に行っています。また、半数以上の学生委員会が環境活動に取り組んでおり、前年比で取り組みの数・割合ともに増えています※2。全国大学生協連では全国環境セミナーを継続して開催し、全国の組合員が環境についてともに考え、学びあう場を実現してきました。昨年度は全国環境セミナー2015を大阪大学で開催し、多くの参加者が「一人の大学生としてできること」を考え、それぞれの生協での実践につながる学びを持ち帰りました。
こうした状況の中で、大学生の環境に対する関心は低くはありません。環境に関するゼミやサークルに所属し、主体的に学び、行動している学生もいます。一方で、自分の生活が環境に与える影響がイメージできず、何も行動を起こせていない人もいます。大学生協にとって重要なのは、組合員が環境問題の要因を自分自身の生活、さらには社会経済活動のあり方と関連づけて捉え、自分の事として行動できるようになる取り組みを継続・発展させていくことです。
以上のことを踏まえ「人と地球にやさしい持続可能な社会をつくる大学生協」を目指し、
- 環境問題について理解を深め、これからの行動をともに考えるテキスト
- 全国の実践の学びあいによって、各地での環境活動の輪を広げていく
※1 気候変動枠組条約第21回締約国会議。2015年11月30日から12月11日まで、フランス・パリで開催された。
※2 2015年度学生委員会実態調査より。57.6%(117/207)の学生委員会が何らかの環境活動に取り組んでいた。
全国環境セミナーのテーマ
人と地球にやさしい持続可能な社会の実現をめざして
〜集い、語れ、環境の明日〜
〜集い、語れ、環境の明日〜
開催概要
開催日時 | 2016年6月25日(土)13:00〜26日(日)15:00 ※JUON(樹恩) NETWORKの総会と合同開催予定 |
---|---|
会場 | 宇都宮大学 峰キャンパス 大学会館(栃木県宇都宮市峰町) |
参加対象 | 下記の参加対象を参照 |
参加費 | 5500円(宿泊費は別) |
宿泊 |
宇都宮大学生協であらかじめ抑えているホテルがあります。(※部屋数には限りがあります) 詳細については「【16環セミ】宿泊手配について」を確認の上、必要事項を参加申し込み用紙に記入して提出してください。 ※希望は参加申し込みの先着順に受け付けさせていただきます。先に提出された会員の希望を優先いたしますので、宿泊を希望する場合はお早めに参加申込用紙を提出ください。 |
主 催 | 全国大学生活協同組合連合会・JUON(樹恩) NETWORK |
共 催 | 宇都宮大学生協学生委員会(C.C.S.)、宇都宮大学環境改善サポーターECHO |
後 援 | 宇都宮大学、環境省、経産省、林野庁、栃木県生協連、栃木県 (予定) |
獲得目標
- 同じ想いを持つ仲間とつながり広がることで、理想的な社会や大学がつくれることを実感し、環境活動に取り組む原動力とする。
- セミナーを通して学んだことや感じた想いを自大学で伝えられるようにする。
参加対象
会員生協専務理事が参加を認める者。 もしくは大学生協連が参加を呼びかける者特に以下の方は積極的な参加をお待ちしています。
- 会員生協の組織委員、生協職員、専務理事
- 環境サークルに所属している組合員
- 学部やゼミで環境問題について学んでいる学生組合員、教員組合員
参加者数想定 220名
タイムテーブル(予定)
1日目(25日) | |
---|---|
13:00〜 | 開会式 |
13:45〜 | 社会の現状を知る時間 |
15:05〜 | 問題意識をもつ時間 |
16:30〜 | 環境活動の想いを知る時間 |
17:45〜 | テーマセッション |
19:10〜 | 懇親会 |
〜20:30 | 終了予定 |
2日前(26日) | |
---|---|
9:00〜 | 朝の会 |
9:30〜 | さまざまな取り組みを知る【分科会①】 |
10:30〜 | さまざまな取り組みを知る【分科会②】 |
12:00〜 | 昼休み |
12:45〜 | 自大学のこれからの取り組みを考える |
〜15:00 | 閉会式 |
※適時移動・休憩をはさみます |
事務局長【川岸晃良】:
参加者の感想(参加者アンケートより抜粋)
- ただやらされているのではなく、軸や強みをしっかりもってやることが大事と聞いてまさにそうだと思った。また、企画を動かしながら軸を見つけていきたいと思った。」(芝浦工業大学1年・学生委員・女)
- 「大学生が環境活動に興味を持ってもらうためには身近なところから始めるという話が分かりやすかった。自分たちが主体となり運営を行い、サークルという場があることでまとまった活動を自由に行うことができ、且つ利益が第一優先ではない。この恵まれた環境をもっと有効活用したいと思った。」(東京農工大学2年・学生委員・男)
- 「学生が自分たちがどういう社会を作りたいかを考えることはとても大事。活動としてやっていておもしろいという視点はどんなジャンルでも忘れてはいけない。」(松山大学・生協職員・男)
- 「セミナー全体を通して改めて環境に関することに気付き、知ることができたと思う。環境以外のことも知ることができた。今回のセミナ―をきっかけに今後環境等を考えながら生活していこうと思う。」(近畿大学2年・学生委員・男)
◎環境