未来と向き合い平和について考える-大学生協の平和活動特設サイト-

各地の取り組み

このページは、全国の大学生協が取り組む核兵器のない世界に向けた取り組みを紹介しています。
「学ぶ」、「署名を呼びかける」、「その他」に分けて取り組みを紹介します。

「学ぶ」取り組み

<2017.12.3 関西北陸ブロック京滋・奈良エリアエリアフェスティバル>

大学生協の職員・各組織委員会・組合員が1年間の成果を持ち寄り交流し学び合い、次年度の目標を確認する場であるエリアフェスティバルにて、平信行さん(京都「被爆2世・3世の会」)に「核兵器で私たちの平和が守れるか」というテーマで講演いただきました。
大学生協が目指す「よりよい生活の実現」について自分たちにとっての「よりよい生活」は何か考え、「よりよい生活」の根底にある「平和」について交流しました。平さんから核の脅威、非人道兵器の禁止条約を締結してきた歴史、核兵器のない世界に向けて私たちができることは何かについてのお話、最後には学生の想いとともにヒバクシャ国際署名の紹介があり、一日を通して131筆の署名が集まりました。参加者からは「戦争や核兵器をなくすというのはかなり理想論だと思うのですが、そのための努力は欠かさず行動していきたいと思います」(2年生)、「核兵器は人の手によってつくられるということは人の手でなくせると思う」(1年生)、「世界を巻き込む大規模な戦争は終わったが、兵器は軍縮どころか拡大している現実とともに、核の脅威について2世の方から直接お話していただくことでより現実的なこととして受け止めることができた」(職員)という声がありました。

<2018.6.3 ヒバクシャ国際署名キャンペーンリーダー 林田光弘さん 講演会>

長崎出身の被爆三世で現在はヒバクシャ国際署名のキャンペーンリーダーとして活躍する林田光弘さん(明治学院大学院生)に講演していただきました。「核兵器」や情勢についてのわかりやすい解説、被爆者の声、自身が体験されたことなどお話しいただきました。大学生の間では中々広げにくい話題を、同じ若者の視点で想いを持って伝えている姿に、多くの学生が共感しました。

<2018.7.8-7.22 平和パネル展(大学生協会館にて)>

大学生協連の学生委員会が主催となって、原爆の被害の実相を伝える「平和パネル展」を実施しました。

<2018.7.11 日本被団協 代表委員 田中煕巳さん 講演会>

中学生時代に長崎で被爆し、現在まで核廃絶のために活動している田中煕巳さんに講演いただきました。原爆が落とされた当時の話から、現在までの生活の困難、たくさんの人々とともに声を上げてきたことや、核不拡散条約、核兵器禁止条約までの道のり、2017年にICANがノーベル平和賞を受賞し、その際の式典に参加した様子など、貴重なお話をいただきました。
被爆者の方々の平均年齢が81歳を超えていることから、核兵器禁止条約やヒバクシャ国際署名をより推進し、「生きているうちになんとしてでも核兵器のない世界を目指したい」というメッセージを強く感じることができました。

<2018.9.26 ICAN国際運営委員 川崎哲さん 講演会>

資料はこちらより見ることができます。

「署名を呼びかける」取り組み

<愛知教育大生協:新入生歓迎会での呼びかけ>

<2019.1.25 島根大学生協:「平和学」の授業・機関誌での呼びかけ>

島根大学生協の学生委員が大学の講義「平和学」にて、大学生協連の主催するPeace Now! Hiroshimaの参加報告、普段の平和活動の紹介、ヒバクシャ国際署名の呼びかけを行いました。受講者からは「同じ学生が話すことによってよりリアルに考えることができた」という感想がありました。今からでもできることがあると感じた学生も多かったようです。
大学教員と協力することにより250名を超える受講生へ署名を呼びかけることができました。その他にも掲示板にポスターを掲示したり、機関誌で紹介ページを作ったりと、島根大学生協では日常的に平和について考えられるような機会を作り続けています。

<東海ブロック:はっぴーす月間(平和と幸せを祈る月間)>

12月は年末で様々な場所・場面で募金活動の呼びかけが多くなることから、年末の誰かを思いやる時期に東海地域の大学生協組合員に平和と幸せを祈る行動を起こすことを目的として実施しました。ユニセフ募金の呼びかけ、ヒバクシャ国際署名の呼びかけを行いました。呼びかける組合員がまずは学習することを大切にして取り組みました。


食堂や購買のレシートで呼びかけ


QRコードを読み取ると見られる案内チラシ

<全国学生委員会:ICUC国際会議での呼びかけ>

シンガポールで開催された、国際協同組合同盟アジア太平洋キャンパスコープ委員会※1にて、ヒバクシャ国際署名の呼びかけを行いました。被爆者の核兵器廃絶の願いや学生自身が平和活動を通して感じた想いを話すと、会議に出席していたほとんどの参加者が署名し、帰国後も周囲へ呼びかけをしていくことを会議で確認することができました。

※1 正式名称:The International Co-operative Alliance Asia and Pacific Committee on University/Campus Cooperatives

その他の取り組み

<ヒバクシャ国際署名推進連絡会への参加>


写真:2018年 被爆者国連派遣壮行会の様子

ヒバクシャ国際署名推進連絡会とは、核兵器の廃絶を願い2020年までに世界数億の署名を集めるために、様々な団体が活発に活動できるよう協力・情報交換をしています。全国の学生団体から協同組合、労働組合、地域の会、クラブ活動、NGOなど様々な団体や個人が参加しています。
全国大学生協連も所属し、学生の立場から会議に出席しています。いかに若者を巻き込んで活動していくかという視点で発言したり、被爆者の想いや願いを聞くことができたりと、毎回積極的に参加をして様々な団体とともに取り組んでいます。

ページの先頭へ