第57回(2021年秋実施)学生生活実態調査 速報

全国大学生活協同組合連合会
※データの無断転載はお断りいたします。

2022年1月31日

はじめに

前回の第56回学⽣⽣活実態調査(2020年秋実施)は、コロナ禍での初めての調査となり、コロナ禍での学⽣⽣活の変化や、その中での学⽣の⼾惑いや苦悩が随所に現れる結果となった。

第57回調査(2021年秋実施)では、学⽣⽣活がその後どのように変化したかなどを⾒ることができる。

この速報では、学⽣⽣活充実度、登校⽇数、サークル所属、アルバイト等について、コロナ禍⼆年⽬の学⽣⽣活の状況を報告する。⾃由記⼊欄(⼤学に⼊学してよかったことや、困ったこと、悩んだことなどがありましたらご記⼊ください)の⽣の声も紹介する。
※自由記入欄の声=■印

なお、本年3⽉1⽇に本報告を予定している。この速報で触れていない調査項⽬全般について報告する。

調査概要

調査実施期間
2021年10⽉〜11⽉
調査対象
全国の国公⽴および私⽴⼤学の学部学⽣
回収数
10,813⼈(30⼤学)※前年は11,028⼈
調査⽅法
Web調査(郵送またはメールで調査依頼し、Web上の画⾯から回答)

サンプル特性

  1. 第57回学⽣⽣活実態調査は97⼤学⽣協が参加、22,481名から協⼒を得た。ただし、ここで紹介する数値は、地域・⼤学設置者・⼤学の規模などの構成⽐を考慮し、経年の変化をより正確にみるために指定した30⼤学⽣協の10,813名の集計値である。
  2. 前回と⽐較して専攻の構成⽐に差異がなく、経年の⽐較にも耐えうる調査である。

報告概要

  1. 学⽣⽣活充実度前年からは回復したが、コロナ禍前には戻らず。2年⽣が低い。「あきらめた」の声も。
  2. 平均登校⽇数はコロナ禍前の64%。(2019年4.4⽇→2020年2.0⽇→2021年2.8⽇)
  3. オンライン授業と対⾯授業が同じ⽇にあることに苦労している学⽣が多い。不満・要望の声が多い。
  4. サークル加⼊20年1年⽣48.7%→21年2年⽣62.1%とかなり回復。⼀⽅、「今さら⼊りにくい」の声が⽬⽴ち、「所属したことがない・今後も⼊らない」が4⼈に1⼈。
  5. 朝⾷摂取率は明らかに減少、朝昼兼⽤が増加。⽣活習慣への影響が伺える。
  6. 2年⽣の4⼈に1⼈は対⼈関係のことに悩んでいる。

(1)大学生活充実度

現2年は20年は1年なので、変化を追うと、右表のようになる。どの学年も数字が上昇。

現2年は20年は1年なので、変化を追うと、下表のようになる。どの学年も数字が上昇。


回復だが全学年で最低

  1. 1年⽣の充実度は急回復したが、コロナ禍前19年以前の⽔準には戻っていない。
  2. 2年⽣以上の充実度は2年連続減少。コロナ禍の⻑期化の影響が⼼配される。
  3. 現2年⽣は昨年は1年⽣なので、56.5%→70.8%に回復したと⾔える。[B]
  4. とはいえ現2年⽣の充実度が4学年の中で最も低い。⼤学⽣活の⼤半がコロナ禍であることが背景だろう。
  5. 主に現2年⽣の特徴的な声を⾃由記⼊欄から拾ってみた(後述)。「あきらめた」というような声が⽬⽴つ。
  6. 現1年⽣は、オンライン授業が多いことやサークル活動が⼗分できないことをわかった状態で⼊学していることが数字に表れているのだろう。

昨年度は3回しか⼤学(対⾯授業)に⾏くことが出来ず、友達がいない中で、Twitter・LINEで繋がっている学⽣同⼠が助け合っていました。今年度は対⾯授業も少し増え、課外活動などでの繋がりも増えてきたので、ようやく⼤学⽣らしさを感じることが出来ています。(2年/⼥性/⾃宅)

⼊学してからずっとコロナ禍で、⼊学した実感が無く、このまま卒業してしまうと、何のための4年間だったのか分からなくなる。特に去年は早く社会⼈になりたいと思うほどに⼤学⽣活に魅⼒を感じられなかった。サークルが出来ずに2年になってしまい、友達がほとんどいない、もう諦めている。ゼミ選びや就活について、気軽に相談したり愚痴を⾔える友達があまりいない。いつ何をすれば良いのかがつかめない。パソコンに向かうだけの授業だと、⾝についているのか不安。パソコンやスマホを⾒る時間が⻑く、視⼒が落ちた。今、⼤学に⼊学して良かったことが思いつかない⾃分に焦る。(2年/⼥性/⾃宅)

勉学の場だからとよく⾔われるとは思いますが、もっと遊びたかった、もっとやりたいことがあったという気持ちが強く、今の⼀回⽣ですら羨ましいです。この約⼆年、受験期もあわせると約三年、本当に何も無く、これから将来などにこの期間のことに触れる度に悔しくなります。三年以降は就活などで忙しくなるので、もう学⽣⽣活は諦めていますが、できることならもう⼀年、勉学趣味その他やりたいことをする猶予が欲しいと思ってしまいます。(2年/⼥性/⾃宅)

⾃分は⼀⼈暮らしをしている⼤学2年⽣なのですが、⾃分の学びたい学問を学べていることは楽しくてよかったと思う。しかし、去年1年間は友達もできず、ただひたすら与えられる課題を⼀⼈でこなしていくだけで本当に精神的に⾟かった。初めての⼀⼈暮らしで誰とも会話する機会がなく、慣れない⽣活をしながら授業を受ける⽇々でした。コロナ禍に加え、そんな精神状態であったためアルバイトができず、親に仕送りしてもらう⽇々でした。⾼い学費を払ってもらいながら親に迷惑をかけているという気持ちになりさらに⾟かった。それでも⼤学は設備費を例年通りの⾦額に設定していた。例年通りの⾦額ならば納得できる理由を公表して欲しい。現在は対⾯授業も増え、友達もできやっと⼤学⽣になれた気がします。もっと⾝近にこのような⼤学⽣活の愚痴を吐き出せる環境にして欲しい。もっと⼀⼈暮らしの⼈を⽀援して欲しいと思った。難しい注⽂ですが検討していただきたいです。今回このような内容を知ってもらう機会を設けていただいたことに感謝します。(2年/男性/⾃宅外)

対⾯が少なかったが故に友達がいないけど、まあこんなもんかと割り切っています。(2年/男性/⾃宅外)

初めにオンラインが多く、対⾯授業が履修できるようになっても取る気がなくなってしまった。週に⼀度しか会わない⼦ばかりなので仲良い友達もほとんどいない。⼤学も遠いため友達の家も遠く学校がなければ外で遊ぶこともあまりない。オンラインが多く時間ができたため、免許の取得や将来やりたいことのための資⾦を貯めるためにアルバイトが多くできたのはよかった。(2年⼥性/⾃宅)

コロナ禍に陥ってしまったので友達がいないまま2年次を終える。そのため、就職のことなどなにもわからず先輩から話を聞くこともできない。しかし急に先輩と話す場に⾏くのもはばかられるので、体験記などを載せてほしい。(2年/⼥性/⾃宅)

サークルでさまざまな⼈達と出会い、様々な考えを知ることができたり、⼀緒に遊んだりすることができたことが⼤学に⼊学したことで⼀番良かった。コロナ禍のせいでサークル活動ができず、新⼀年⽣のために交流、ないしは勉強を教えるなどができずとても⻭痒い思いをした。(3年/男性/⾃宅外)

よかったことは⾃分の学びたいと思っていたことをしっかり学ばせていただけたことです。また、新たな交友関係を築けたこともうれしいです。⼀⽅でコロナが蔓延したことでなかなか友⼈に会えないまま授業がおわってしまい、各々の研究をするだけになってしまったのでその点で寂しさが残ります。以前のように⼤勢で集まって会⾷などしたいのですが、卒業までにできるか不安です。(4年/⼥性/⾃宅)

(2)1週間の登校日数

  1. 登校⽇数は、全般的ににやや回復。21年2.8⽇は、19年の64%にあたる。
  2. それでも「0⽇」が13.5%ある。
  3. 2年⽣の平均⽇数は2.9⽇で、1年⽣より0.4⽇少ない。
  4. なお、⼤学ごとのバラツキは⾮常に⼤きい。

  1. 登校⽇数が多いほど、学⽣⽣活が充実していると回答する割合は⾼い。
    例えば週4⽇登校の2年⽣(21年)は80.5%が充実していると答えているが、週2⽇だど62.7%だ。この傾向は、20年→21年と変わっていない。
    ⼤まかに⾔って、週3⽇以上の充実度は、2⽇以下より多い傾向だ。
  2. 2年⽣の充実度が特に低いのは、他の項⽬でも同様。
  3. 1年⽣と2年⽣で、週2⽇以下の登校⽇数だと充実度が特に低い傾向となっている。
  4. 21年の50%台は、2年⽣の「0⽇」「1⽇」のみ。

  1. 対⾯授業は増えているが、対⾯よりオンラインが多いとの回答が多い。
  2. 「7割対⾯」「対⾯重視」と公表している⼤学も多いが、実態は異なるようだ。
  3. ⾃由記⼊欄の声にあるように、同じ⽇に対⾯とオンラインがあることで困っている学⽣が多いようだ。
  4. 困っていることとしては、対⾯がある⽇は⼤学内でオンライン授業を受けるため感染対策にならない、通学定期が買えない・無駄になる、⼤学内のWi-Fiが安定せず授業で困る、などが代表的な声。

⼤学のWi-Fi設備が不安定すぎるので授業時間が実質60分になっていて困っています。⼀向に改善されません。(3年/⼥性/⾃宅)

教養教科だけ積極的に対⾯に戻し専⾨教科はオンライン継続するのはやめてほしい。もう講義数が少ないのでこのままオンラインで⼤学が終わるのかと思うと寂しいし学びが浅いのでは無いかと不安に感じる(3年/男性/⾃宅)

⼤学に⼊学してから対⾯授業がほとんどなく、友達をつくりにくい。同じ授業の中で友達ができたと思ったら、オンライン授業に変更になり、連絡をとらなくなってしまうことに困っている。(2年/⼥性/⾃宅)

⼊学してからほとんどの授業がオンラインとなり、授業動画が30分ほどしかない授業もあるにもかかわらず、年間の授業料が110万8千円もするのは負担が⼤きいと感じる。
無利⼦、有利⼦の貸与型奨学⾦を両⽅借りているが、将来の⾃分の⾦銭⾯、経済⾯がどうなるのか⾮常に不安である。(2年/⼥性/⾃宅)

対⾯授業に切り替わったため定期を購⼊しましたが、結局⼀度⾏っただけで次の週からオンラインに戻ったことがあり定期代1ヶ⽉分の払い戻しができなくなり、数万円無駄にしました。最近⼀部対⾯授業になっていますが、毎⽇通うわけでもないことと以前のこともあり定期購⼊することができず、交通費がかなりかかります。休み時間に⾃宅に帰れる距離でもないので同じ⽇にオンラインと対⾯授業が重なるととても⾯倒です。⾦銭⾯でも時間の⾯でもかなり苦労しているので、対⾯の⽇は全て対⾯にするや、オンラインの⽇は全てオンラインにするなど改善してほしいです。(3年/⼥性/⾃宅)

⼤学に⾏くまでに時間がかかるから、⼀⽇の中で対⾯が⼀つだけで他の授業がオンラインとかだと⼤学に来てる意味があまり感じられないし⼤変なので、個⼈的には対⾯登校⽇は全ての授業を対⾯で受けられるようにして欲しい。また、私の⼤学は2⽇に1回しか登校できないので、同じ授業で次に同じ⼈と会えるのが2週間後になってしまって友達ができにくいのが残念。(1年/⼥性/⾃宅)

殆どの授業がオンラインですが、オンラインの良さを⽣かした授業に満⾜しています。学びたいことがより深く学べてとても充実しています。ただ、教授や他の⽣徒との関わりが少ないため、そのような機会を設けていただけると、より充実した学びができるようになるのではないかと思っています。(2年/⼥性/⾃宅外)

  1. オンライン授業が多いほど、学⽣⽣活が充実していると回答する割合は低い。この傾向は、20年→21年と変わっていない。
    例えば21年の2年⽣で充実しているとの回答は「対⾯授業が多い」層で80.5%だが、「オンライン授業が多い」層では64.2%と、かなり開きがある。
  2. 「対⾯授業とオンライン授業が同じくらい」の充実度の数字を⾒ると、このあたりが分かれ⽬と⾔えそうだ。
  3. 対⾯授業がオンライン授業よりやや多い状態を望んでいる学⽣が多いのではないかと推測される。

オンラインと対⾯が併⽤されていています。⼤学側からオンラインは原則⾃宅で受講するよう⾔われているため、友達がその通りに帰るが、私は通学時間が⻑く、結局⼤学でオンライン授業を⼀⼈で受けている状態です。仕⽅ないことだが、孤独で⼤学に⾏くことに対して積極的になれなかった。図書館の設備(⾃習スペース)が良いことが唯⼀⼤学に⾏きたくなる要因です。(2年/⼥性/⾃宅)

昨年度は3回しか⼤学(対⾯授業)に⾏くことが出来ず、友達がいない中で、Twitter・LINEで繋がっている学⽣同⼠が助け合っていました。今年度は対⾯授業も少し増え、課外活動などでの繋がりも増えてきたので、ようやく⼤学⽣らしさを感じることが出来ています。(2年/⼥性/⾃宅)

⼤学⼊学後、オンラインやオンデマンド授業が中⼼である。友達と課題の確認等を授業終了ごとにできないため、先⽣がおっしゃったことの解釈が合っているかどうか、⾃宅で⼀⼈で講義を受けていると不安になることがある。通学回数が少ない分、⼤学で友⼈に会った際は話が盛り上がり、通学は友⼈と過ごせる貴重な機会である。(1年/⼥性/⾃宅)

興味があることを専⾨的に学ぶことができているので⼤学に⼊ってよかったと思う。今までの⼩中学校や⾼校と違い、好きな授業を選べるのがうれしい。しかし、新型コロナウイルスの影響で1年⽣の時にオンライン授業しか受けられなかったことやサークル活動が衰退したことで、⼈間関係が希薄になった。このことが将来に影響するのではないかという不安がある。勉学においてもフィールドワークや留学が気軽にできない状況になってしまったので、学びの幅が狭まってしまっていると感じることがある。(2年/⼥性/⾃宅)

(3)サークル

  1. 1年⽣のサークル所属率がかなり回復しているが、コロナ禍前の19年⽔準には戻っていない。
  2. 現2年⽣は1年⽣の秋にはサークル所属していなかったが、その後⼊った⼈が相当数いることがわかる。
  3. しかし、今さら⼊りにくいという声(⾃由記述)も⽬⽴つ。
  4. 現2年⽣は「所属したことがない・今後も⼊らない」が25.3%と他学年より際⽴って多い。

  1. サークルに所属している層は、どの学年でも⼤学⽣活充実度が⽐較的⾼い。
  2. 1年⽣の充実度が66.4%→84.5%と回復しているのは、サークル活動制約が20年より21年のほうが少ないこと、サークルに⼊りたくても⼊れなった層が前年より減ったためだろう。
  3. 2年⽣の充実度は、ここでも他学年よりも低い。

2回⽣になり、今更サークルに⼊りづらい。周りでサークルに所属している⼈が少ない。新歓などを経験したことがないため、サークルというものについていまいちわからない。(2年/男性/⾃宅)

コロナの影響でサークルに⼊るタイミングを逃し、それ以外でも交友関係が広がらないことが不安です。(2年/男性/⾃宅外)

⼤学に⼊学して⾃由な時間が増えましたが、コロナでみんながどうやって過ごしているのかなど情報が不⾜していたこともあり、何をすればいいのか不安なこともありました。サークル活動などを通じて友達を作ったことで、⽣活が楽しくなりました。(2年/⼥性/⾃宅外)

サークルや部活をやろうかいまだに悩んでしまう。春先に⼊ろうと思って新歓を⾒て回ったがそのあとすぐに全部活動が停⽌になってしまって⼊らずじまいだった。夏休みも特に解除されることはなく、もういいやと半ば⾃棄になってサークルなどはあきらめた。だがしかし、やっぱりまだ悩んでいる。サークルや部活をやっている友達を⾒ると、⾃分の⼤学⽣活が退屈で無為に思われてくるのである。今が1年⽣だったならと⼼底思う。まだ遅くはないのだろうか?まあどうせ今の2年⽣は時代に⾒放されたのだから、そこまで期待はしていない。⼊ったところでどうせ、第6波(笑)とやらが来れば再び中⽌になってしまうのだろうから。⾼校の⽅がはるかに学校⽣活は充実していただろう。プライベートは今の⽅がはるかに充実していて⾃由だが。(2年/男性/⾃宅)

(4)アルバイト

アルバイト就労率は回復しているものの、コロナ禍前よりも1年⽣で約10ポイント、2年以上で約5ポイント低い。

  1. 19年から20年の変化は、全般的にアルバイト収⼊が減少したことだった。
  2. 20年から21年では、収⼊ゼロが減り、どの収⼊額の層も増えている。
  3. 19年と⽐べると、全体としては収⼊はコロナ禍前には戻っていない。(グラフ)

収⼊回復は僅か。
⽀出回復も僅か。
アルバイト収⼊が20年26,360円→21年29,130円と増。
収⼊が回復した分、⽀出も増えている。

  1. ⾃宅⽣の収⼊・⽀出の回復が下宿⽣・寮⽣より⼩幅なのは、⾃宅にいる時間が多いことが要因だろう。
  2. 逆に、下宿⽣・寮⽣は⼀⼈暮らしの⽣活維持のため、アルバイトなどで収⼊確保を図る傾向が⾃宅⽣よりも強いのだろう。

(5)食生活・日常生活

  1. 朝⾷摂取率がコロナ禍前の18年・19年よりもはっきりと落ちている。その分、朝昼兼⽤が増え、昼⾷がやや減っている。
  2. 中間⾷、深夜⾷も、コロナ禍前よりも低い。1⽇2⾷傾向が強まっているのだろうか?
  3. オンライン授業などで⾃宅・⾃室にいることが多くなったこと、夜間外出が減っているなどが⽣活習慣に影響していそうだ。

  1. コロナ禍前19年から、コロナ禍の20年・21年では、勉学上のこと、就職のこと、対⼈関係のことが増えている。⽣活費のことが⽐較的変動が少ないのは、勉学・就職・対⼈関係よりも⽐重が低いのだろう。
  2. 2年⽣の4⼈に1⼈が対⼈関係で悩んでいる。
  3. 「時間が⾜りない」が2年が⽐較的多く、他学年はコロナ前と同⽔準。20年→21年はどの学年も数値が上がっている。オンライン授業が多いと時間はありそうに思えるが、実態はそうではないのだろう。

精神的に⾟かった時、カウンセラーを利⽤できたこと。⺠間のカウンセリングは料⾦が⾮常に⾼いが、⼤学の学⽣相談室は無料で⼿厚いサポートが受けられた。提携している病院も紹介していただき、少しずつ回復することができた。(1年/⼥性/⾃宅)

⼊学当初から周りの⼈たちの雰囲気が苦⼿で学校に⾏くのが嫌だった。現在もほとんど友達がいない。
⼤学の⽀援センターでカウンセラーの先⽣に悩みを相談できたのはよかった。現在も定期的に通っていて楽しい。(3年/⼥性/⾃宅)

⼤学に⼊学出来て、学びたかった分野や将来の専⾨的な知識や技能を⾝につけられている事に、とても良かったと感じています。これからも⽇々精進していきたいと思います。⼜、⼀年⽣の時は、オンラインの⽇々で友達が作れなく苦しかったですが、今は登校する⽇が増えてきているので、新たな友達を作る事が出来ています。その為、困った事や悩んでいる事は、今の所ありません。(2年/男性/⾃宅)

今の2年⽣はずっとオンラインで最初あんまサポートされてる気がしなかった。しかたないけど1年⽣の⽅が対⾯や学校に⾏く機会が多くて羨ましい。実際サークルでも2年⽣が少なく1年が多い。2020年⼊学した⼈たちが取り残されていると思う。(2年/⼥性/⾃宅)

コロナになって思うように授業を受けたり、サークル活動をできないことは、とても残念だった。しかし、制限がある中でいかに⼯夫できるかを考えることが⼤切だと学ぶ機会にはなったと思う。(3年/⼥性/⾃宅)

コロナ前は、友達がたくさんできてとても楽しかったです。現在、友達と会う機会が全然ないため、みんながどのように、また、どのくらい就活を⾏なっているのかとても不安です。(3年/男性/⾃宅)

⼊学当初は様々な不安はありましたが、現在では充実した学⽣⽣活が送れていることを嬉しく思います。コロナ禍で思うように活動ができなかった時期もあり、4年間やりきったとは⾔いにくいですが、その中でも出来ることを⾒つけて⾏動することができ、この⼤学に⼊学して本当に良かったです。(4年/⼥性/⾃宅)

様々な背景を持った⼈々やいろいろな⼈の話を聞くことで、視野が広がった気がします。⼀⼈暮らしは⼤変な部分もありますが、⾃分で⽣活をしていくことを学んだり、⼤学⽣活では友達もでき、課題や実習など⼤変ですが、友達や先⽣の⼒もいただきながら、⾃分の学びたいことを学ぶことができたりしており、とても充実しています。コロナ禍でサークルやアルバイト、遊びなどが制限されているのはとても残念ですが、みんな同じ思いをしていると思って頑張れています。(3年/⼥性/⾃宅外)

とにかくコロナで何もできていないことに焦っている。⼤学に⼊ったらサークル活動をがんばりたかったが、他⼤⽣⽴ち⼊り禁⽌を受けて未だに活動再開できておらず、もう1年8ヶ⽉になる。最初は⼀時的な我慢だと思っていたが、すでに引退直前時期まで来ており、サークル費を稼ごうとアルバイトをするだけの⽇々になってしまった。(3年/女性/自宅)

あまり⼤学⽣という感じがしない。⾃分の⼤学⽣活の中⼼である2年3年をのほとんどを1⼈で家で過ごした。ただ課題をこなす⽇々がつまらなく、想像していた楽しい⼤学⽣活ではなかったと思う。ただ、この状況でできることを探し、⾃分を⾒つめ直したり可能な範囲で新しい楽しみを⾒つけたりすることもできた。これも運命だと思いしっかり受け⽌めることができている。(3年/⼥性/⾃宅外)

⼊学した時がコロナが流⾏りだした時だったので全てのイベントは中⽌となり、授業もオンラインでスタートだったので⼤学がどういうものなのかさっぱり分からなかった。たった⼀つの対⾯で⾏われていたスポーツの授業がなければ今のような楽しい⼤学⽣活は無かったと⾔っても過⾔では無いため、授業にとって対⾯が良いのかオンラインが良いのかはさておき、交友を作る上で1年は対⾯が重要だと感じた。(2年/男性/⾃宅外)