全国大学生サミットを終えて

10月31日(日)全国大学生サミットを無事に開催することができました。開催に当たっては、110の企業・団体の皆さまと13人の個人の皆さまからご協賛を、また文部科学省様・日本学生支援機構様・朝日新聞社様よりご後援をいただきました。皆さまからの温かいご支援に心から感謝申し上げます。また本サミットを大学ホームページなどで紹介いただいた大学関係者の皆さま、ありがとうございました。

今回は「大学生の・大学生による・大学生のためのこれからの大学生活」というフレーズを掲げてサミットを実施し、1,000人を超える申し込みがありました。参加者からは「全国の大学生が同じように困っていてお互い大変だけど、これから頑張ろうという気持ちになれた」「コロナ禍でもできることを頑張っていることを聞き、私も大学生活を悔いなく過ごしたいと思った」という参加者の前向きな声がありました。オンラインでつながり合い、語り合い、励まし合う機会を持てたことは本当に良かったと感じています。

今回のサミットを通じて見えてきたことがあります。それは大学生は「前向きな大学生活を送ろうとしている」ということです。入学前に憧れたキャンパスライフを当初から、そして今でも全ての大学生が過ごせた・過ごしているわけではありません。「なぜ大学生だけがたたかれるんだ」という気持ちも正直たくさんありました。

しかしある日「自分はどうしたいのか」「どうしたらこの状況をよりよくできるのか」ということに目が向きました。「失ったものもあるけれど、手に入れたものだってある!」ということに気が付きました。それはまさに「オンライン」です。今回のサミットも、オンライン一つで全国の大学生と社会人の方とつながることができました。大学の講義もオンラインでの学びがスタートし、いつでもどこでも講義を受けられるようになりました。

これからの大学生活に必要なことは「人と人とのつながり、共感、対話」だと思います。現状をよりよくするためには、自分一人だけではできないことがあります。同じ悩みや願いを持つ誰かとつながり共感し合うことができれば、エネルギーが生まれ、物事を解決することができます。そして「よりよい生活」は「人と人との対話」によって生み出されます。大学生・大学教職員・社会人という立場を尊重しながら、同じ「人と人」として触れ合うことが大切です。社会からいただいたこれまでの温かい支援だけでなく、社会人の皆さんと大学生が手を取り合い、問題解決につなげていきたいと思います。

今回は誠にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

全国大学生サミット実行委員長
 安井 大幸