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どこまで残ってる?コロナ禍の余波

コロナ禍が世の中にもたらした負の影響は計り知れません。
そして、その影響は学生たちに対して、最もと言ってよいほど、大きく及ぼされたと考えられます。
そこで、パンデミックが沈静化し、日常が徐々に戻りつつある今に注目しました。

出典:第58回学生の消費生活に関する実態調査(2022年)

[アンケート調査概要]

調査実施期間:
2022年10~11月(1963年より毎年秋に実施 ※未実施年あり)
調査対象:
全国の国公立および私立大学の学部学生
回収数:
9,126名(30大学生協回収率25.0%)
調査方法:
Web調査(郵送またはメールで調査依頼し、Web上の画面から回答)

カラダのためにもしっかり朝食を…分かってはいるんですけどね。

コロナ禍においては、自粛生活や経済的な問題から、学生たちの食事機会の減少が大きな問題になりました。特に顕著だったのが朝食の摂取率で、2020年には全体の58.8%という深刻な数字に。それがパンデミックの沈静化に伴う対面講義の復活など、生活環境の変化によって徐々に回復してきています。

可愛い我が子のためならと思ってはいても、気持ちにお財布がついてこない。

一人暮らしの学生を経済的に支えているのは、やはり親御さんからの仕送り。しかし、コロナ禍による親御さんへの経済的な打撃は、一人暮らし学生への仕送り額の変化にも表れています。その影響は、世の中がafterコロナへと移行しつつある2022年にいたっても色濃く残っています。

完全に元に戻るまでにはいろいろあります。アルバイト人材の確保もしかり。

従来、学生に人気のアルバイト先として一般的だった飲食業界ですが、パンデミックの進展による世の中の自粛ムードと共に急激に縮小。その影響からか全体のアルバイト就労率を見ても、2020年を底に徐々に回復傾向にありますが、いまだ2019年のピークにまでは戻っていないのが実情です。

大学生協調べ
「第58回学生の消費生活に関する実態調査(2022年)」
「2022年度保護者に聞く新入生調査」は
こちらよりご覧いただけます。