ラムダ技術部 ラムダ 氏 インタビュー

大学生協との関わり

ラムダ様は神戸高専に通われ、信州大学をご卒業されております。どちらにも大学生協があり、在学中に生協を利用されたことはあると思いますが、食堂や購買の思い出がありましたらお聞かせください。

食堂の思い出話ですが、信州大に3年次で編入したので一緒にご飯を食べる友達がいなかったんですね。食堂はちょうどそのころからカウンター席が設置されたのですが、最初は長机がほとんどでした。お昼時は混雑するので相席されることが多かったのですが、大人数のグループと相席になるとそんなに愉快ではありませんよね。例えば、6人席の端に座ると相席される確率が高まるけど、迷惑を承知で真ん中に座るとわざわざ横に座ってくる人はいないじゃないですか。そういう実験をしていかに相席されないか考えながら、実験結果をメモしていました(笑)。

購買部の話ですと、マルスというJRグループの予約・発券システムが店内にあったので、よく利用していました。今でしたら、えきねっとなどチケットレスでタッチすれば新幹線に乗れますが、昔はそこまで広がっていなかったので切符を買わないといけなかった。しかも学割をきかせたいとなると、必ずみどりの窓口に寄らないといけなかったんですね。

ところが長野駅のみどりの窓口は待ち時間が長くて、20分待ちとかが結構あったわけです。だから購買部で新幹線のチケットを発券できるのはすごいアドバンテージで、ほぼ並んでいなくて行ったらすぐに発券できたので、就活で東京に何度も行ったときに、購買部に入り浸ってJRの切符を出してもらいました。

食堂のこのメニューが美味しかったとか、よく食べていたメニューはありますか。

サラダ取り放題が有難かったです。やはり一人暮らしをしていると野菜が不足しがちになります。かといってレタス一玉買っても一人だと消費するのも大変ですよね。だから野菜を生協の食堂で食べるようにしていました。大体美味しかったのですが、特にお気に入りというものはなくて、できれば多様なものを食べたほうが栄養バランス的にはいいのかなと思ったので、同じメニューは食べないようにはしていました。

高専時代はどのように生協を使われていたのですか。

高専の時は自宅から通っていたのからで、弁当を持参していました。そうするとバイト代を食費に流さなくていいので節約できたんです。たまに友達の付き合いで食堂に行くと、やはり出来立てのものをその場で食べられるおいしいと思いました。だから高専時代は、たまに行く贅沢という感じで食堂を使っていました。


信州大学工学部キャンパス


工学部生協食堂・購買部

若者世代へのメッセージ

大学生の立場を生かして楽しんで

今の大学生(若者)世代に向けてメッセージをお願いします。

正直なところ、自分はそんなに将来の心配とかしないで、楽しいと思えることをして生きてきたらなんとかなったように思います。あまり歯切れのいいことが言えなくて恐縮なのですが、日本に生まれて特に大学生活を送っているということはすごく恵まれたことだと思うので、学生という立場を生かしてメリットを享受しながら大学生活を送っていくのがいいかなと思います。

具体的には、大学図書館は無料で使えるのですごい量の専門書を借りられるし、リクエストしたら買いそろえてもらえるじゃないですか。インターンシップでも、就活で行こうと思ったらなかなか難しいようなところも行けることがあるし、インターン中に社員でも話せないような役員と話せる機会をもらえたりすることもあります。

学生という特権を使って得られるものはたくさんあると思います。そういうものを享受して、学生のうちだからこそできる経験をしてほしいと思います。楽しんでください。

情報系を選んだあなたへ

最後にこれから電気電子やIT(情報)の道へ進む学生に対してメッセージをお願いします。

いろいろな学部がある中で工学部を選んだ。その中でもさらに電気電子・情報系を選んだというのは、今の社会情勢を考えるとラッキーだったとは思いますね。あまり比較するのも良くありませんが、やはり情報系ってすごい成長産業なので。面白いと感じるのは大事で、面白くなかったらそれはちょっと残念なことではありますが、まあ一旦置いておいて我慢できるのだったら最後まで学んで卒業すると市場価値はすごく高いと思いますよ。

産業って結局、その需要で給与が決定されますから、需要がある人材がたくさん給料をもらえるという意味で、今の産業構造として情報系というのは非常に恵まれていると思います。そういう意味では、将来の心配はあまりしなくていいのかなというところです。

たまたまそれを面白いと思って入って、本当に面白かったらそれはすごくラッキーですし、反対に面白くなかったら、それに縛られずにやめるのもありだと思います。実際に高専が合わないと言ってやめて、パティシエや介護士になった人がいますけど、今すごく楽しそうにしていますから。

だから「いやだいやだ」と言いながら大学に行くのも、人生の貴重な時間を無駄にしていることになるのでやめるのもいいと思いますが、まあギリギリ耐えてやるかみたいな感じで残って、そのまま情報系の成長産業に就職する。それは未来が明るいと思います。自分のやりたいことベースで選んでいくといいと思います。若い大事な時間なので。

今すごく悩んでいる学生も励みになるかと思います。本日はありがとうございました。

2025年4月15日 リモートインタビューにて

PROFILE

ラムダ技術部 ラムダ氏

1997年兵庫県生まれ。小学6年生から中学3年生の1学期まで中国上海市の日本人学校に通う。神戸市立工業専門学校電子工学科卒業後、信州大学工学部電子情報システム工学科に編入、卒業。ヤフー株式会社(現:LINEヤフー株式会社)入社。現在はソフトウエアエンジニアとして働くかたわら、「ラムダ技術部」「ラムダ帰宅部」などYouTuberとして活動している。

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