環境

温度差はあるなあと感じますが、大学生協でもなんで環境活動してるのか分からないという人は多いですね。

インタビュー

イルカさん:
「分からない」と言わせてあげればいいと思います。その人たちはそう言うことによって満足するから。「分からない」と言うことが一つの環境活動になると思います。世の中の人が同じ考えになるなんて、ありえないのではないでしょうか。お二人は正当派に生きているから、全うに評価されるべき人たちですが、そういう人間ばかりじゃないのが現実です。全く真逆にいくことによって何か自分の存在価値を示したいと思う人がいたら、それは仕方がないことだと思います。彼らは彼らなりに「分からない」と言う反応をしてくれているわけですから。無関心を装っている人が一番多いかもしれませんね。環境活動をやったって無駄じゃないかと見て見ぬフリ。でも、年齢や環境によって、スタンスや表現の仕方が違うのは当たり前ですけど、みんな同じ時間、同じ地球上に生きている訳だから、何も感じてない人はいないと思います。だから、考え方が違う人がいることに意味があって、偏らない良い意見が出る可能性があるんだと感じたほうがいいと思っています。

環境活動に興味ある人たちに、私の活動についてお伝えするのはもちろんうれしいことですが、むしろ、全くえ〜〜って言う人たちのところに行って、歌ったり聞いてもらったりすることは、そこで拒否されても別にいいと思っています。受け取り方は自由。私たちはとても正しい事をやっている、だからあなたも従いなさいということは、私は絶対にするつもりはありません。固く考えなくて良いと思う。自分がやりたければやればいいし、そして、また楽しく何かやればいい。どんなことでも苦痛を伴いながらやると、みんな、それを苦痛だと感じます。もちろん、自分の修行と思ってやっているのであればそれはそれでいいと思います、全て自由だから。それぞれの感じ方の温度差は、すべて生物多様性として成り立っていると思いませんか?それぞれの人がそれなりに何かを感じてくればいい。何かを感じればその人の日常生活に変化が出てくると思います。私たちには一人一人を計り知れないですから。それで地球は成り立っているんだと思います。逆に、みんな同じように考えましょうっていうのは危険かもしれないですね。もちろん、皆さんのことは、私はとても尊い存在だと思っていますよ。

しかし、世の中にはいろいろ波があって、全うなことは当然正しいですが、あまりそれが正しいと言われ過ぎると逆に疑わしい部分が出てきませんか?いろいろな事があるからこそ、すごくバランス感覚が大切なんだと思います。でも、自分が信じた道はまっすぐ行った方がいい。その方が生きていくには生きやすいと思います。