「Campus Life」vol.77
Close up Data 最近の注目データ
学生にとっての大学生協とは?
大学生協が誕生して60有余年、当初から学生と共にその歩みを続けてきました。しかし、コロナ禍を経て時代が再び著しい変化を余儀なくされる中、大学生協に対する学生の思いは、どうでしょう?
今こそ私たちは、私たち自身を見つめ直すためにも、彼らの声に耳を傾けようと思います。
出典:第59回学生の消費生活に関する実態調査(2023年)
[アンケート調査概要]
[アンケート調査概要]
調査実施時期: | 2023年10~11月(1963年より毎年秋に実施 ※未実施年あり) |
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調査対象: | 全国の国公立および私立大学の学部学生 |
回収数: | 9,873人(30大学生協 回収率22.8%) |
調査方法: | 学生を無作為抽出により抽出後、オンラインで調査(Web上の画面から回答) |
学生にとって大学生協=学生生活は真実なのか?

最新のアンケートでも学生の7割弱が、大学生協を身近に感じているという結果が出ています。しかし、2012年のアンケートでは、実に92%もの学生が身近に感じていると答えていました。大学生協=学生生活ではない。20%以上も減少しているという事実に、私たちは改めて目を向けなくてはいけないと考えています。
大学生協は、ホントに学生の期待に応えられているか?

現在の大学生協に対する満足度についても、直近のアンケートより2012年の方が高いという結果が出ています。身近に感じるか否かと、学生の満足度との間には、厳然とした相関関係があるようです。学生が真に求めているのは何かを考えることが、これからの大学生協の在り方を探るヒントかもしれません。
「好き」を「もっと好き」になってもらう努力ができているか?

アンケートを見ると2000年当時、学生たちにとってはまさに大学生協は好意の対象であったと言っていいでしょう。不規則になりがちな学生の食を支え、学生生活に必要なあらゆるものが手に入る。ある意味で学生生活の根幹を支える存在だった大学生協が、これからもそうあるためにできることがきっとあります。
大学生協調べ
「第59回学生の消費生活に関する実態調査(2023年)」
「23年度保護者に聞く新入生調査」は
こちらよりご覧いただけます。
大学生協調べ
「第59回学生の消費生活に関する実態調査(2023年)」
「23年度保護者に聞く新入生調査」は
こちらよりご覧いただけます。
CONTENTS
【特集】キャンパスにおける大学生協の役割
- Close up Data 最近の注目データ学生にとっての大学生協とは?
- Leader's Voice [一般社団法人公立大学協会]
相原 道子 会長(横浜市立大学 学長)公立大学を取り巻く、多様な課題の解決へ。
公立大学協会がけん引する、新しい時代の公立大学 - 学生のこと、大学のことを、「誰よりも知ること」でできること。
- Renewal Shop Showcase龍谷大学生協/東北大学生協/新潟大学生協/ 福岡教育大学生協/桜美林学園生協/東京芸術大学生協
- 学生のこころを守る取り組み「セラピードッグ」という選択
- CL TOPICS/学生と共に考え、前進する大学生協へ期待!
- Book Review公立大学協会 編