笹原先生の推薦図書


『方言漢字事典』
笹原宏之
研究社/定価2,970円(税込)購入はこちら > 漢字は全国で同じ、と思われがちだが、よく観察すれば地域ごとにさまざまな特色が見つかる。地域性に富む漢字について、文献と実地から判明した事実を網羅的に盛り込んだ一冊。

『国字の位相と展開(電子版)』
笹原宏之
三省堂/定価10,780円(税込)
購入はこちら >中国から伝わった漢字を日本の人々はいかに日本語を書くために改良し、また自分たちに合わせようとして創作までしてきたか。研究史、意識史と合わせて追究した900ページに及ぶ研究書。
 

『漢字ハカセ、研究者になる』
笹原宏之
岩波ジュニア新書/定価902円(税込)購入はこちら > 自身の将来に対してモヤモヤのある人は、この小さな本を読めば、夢を理想とし、さらに実現できるかもと、きっと自信を持って考えられるようになるであろう。

『日本の漢字』
笹原宏之
岩波新書/定価946円(税込)
購入はこちら >日本語を使っている皆さんは、世界で最も複雑な文字を用いていることに気付いていただろうか。その歴史と現在を具体的に示しながら簡潔に紹介する。
 

『日本語学大辞典』
日本語学会=編
東京堂出版/定価41,250円(税込)
購入はこちら >テレビでよく流される日本語の根拠のはっきりしないお話よりも、学問的な裏付けをもった日本語の真の姿と本質を知りたい人向けの重厚な一冊。

『新明解国語辞典 第八版』
【編集】山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之
三省堂/定価3,410円(税込)購入はこちら > 最も売れているとされる国語辞典であるが、語義などを知るだけでなく、日本語について自身で考えるための良い素材にも。クリティカルリーディングの訓練にも最適。
 

『陰翳礼讃』
谷崎潤一郎
中公文庫/定価660円(税込)購入はこちら > 日本文化の隠微な魅力を独自に切り出し、卓絶した話法で読者を説き伏せる。深遠な谷崎ワールドの門を叩きたい人向け。

『定本柳田國男集』(新装版 全36巻)
柳田國男
筑摩書房
購入はこちら >民俗学という分野を打ち立てた明治の巨人が、古来の文献と伝承をもとに思考と想像を巡らせた言葉の数々。筆力も圧倒的。
 
P r o f i l e

笹原 宏之(ささはら・ひろゆき)
略歴
1965年、東京都生まれ。
早稲田大学大学院修了。博士(文学)。
文化女子大学の専任講師、国立国語研究所の主任研究官などを経て2005年に早稲田大学社会科学総合学術院の助教授、2008年から教授(現職)。日本漢字学会理事、日本語学会評議員、デジタル庁文字要件に係る検討会、文化審議会国語分科会、法制審議会戸籍法部会などの委員、NHK放送用語委員、方言漢字サミット顧問など。金田一京助博士記念賞、立命館白川静記念東洋文字文化賞優秀賞、早稲田大学ティーチングアワード受賞。
■主な著書
『美しい日本の一文字』(自由国民社 2024)、『画数が夥しい漢字121』(大修館書店 2023)、『漢字はコワくない クイズ120問』(東京新聞 2022)、『漢字が好きになる‼(小学生のミカタ 漢字博士がマンガで解説!)』(小学館 2021)、『謎の漢字 由来と変遷を調べてみれば』(中央公論新社 2017)、『漢字の歴史 古くて新しい漢字の話』(筑摩書房 2014)、『訓読みのはなし 漢字文化と日本語』(角川ソフィア文庫 2014)、『漢字に託した「日本の心」』(NHK出版新書 2014)、『当て字・当て読み漢字表現辞典』(三省堂 2010)、他は、推薦図書を参照。
 

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