座・対談「インタビュアーによる 久保寺 健彦さん著書紹介」
『青少年のための小説入門』
集英社/本体1,650円+税
中学生の一真と文字の読み書きが不自由なヤンキーの登が小説家を目指すお話です。本作は、小説が書きたい、小説が読みたい、小説が好き、本を愛するすべての人がきっと好きになれる作品。
『ハロワ！』
集英社文庫/本体600円+税
ハローワークで働き始めた信。本作は、彼が相談員として奮闘する姿が描かれている。それにしても、ハロワを訪れる人たちの個性があまりに強すぎて主人公を応援したくなる。
『中学んとき』
角川文庫/本体590円+税
好きな子のことが気になりすぎちゃう、何もかもから反抗したくなる、この作品は様々な中学生が主人公の短編集。中学ん時私は何してた？ 自分の若い記憶の引き出しをそっと開けたくなる一冊。
『オープン・セサミ』
文春文庫/本体590円+税
はじめての小学教師、子どものはじめてのおでかけ、はじめての趣味……。本書は、様々な初体験を描く短編集。はじめてのことに挑戦することに年齢も性別も関係ないかも。
『ブラック・ジャック・キッド』
新潮文庫/本体438円+税
ブラック・ジャックになりたいと本気で考えている主人公の小学生は、ギザギザの髪、黒いレインコート。苦笑いしてしまうと同時に、ヒーローに憧れていた幼い頃を懐かしく思い出させる。
『みなさん、さようなら』
幻冬舎文庫/本体724円+税
団地から出ることができない主人公・悟は、一生そこで生活することを決意する。彼は、どこへも行けない自分自身と向き合うことで自分の生きる場所を探し続ける。
久保寺健彦さんその他の著書
『GF(ガールズファイト)』
双葉社/本体1300円+税
『空とセイとぼくと』
幻冬舎文庫/本体724円+税
『すべての若き野郎ども』
講談社/本体1500円+税
インタビューで話題に挙がった本
- 『小説の言葉尻をとらえてみた』
飯間浩明/光文社新書 本体780円+税 - 『坊っちゃん』
夏目漱石/ちくま文庫 本体220円+税 - 『スローターハウス5』
カート・ヴォネガット〈伊藤典夫=訳〉
/ハヤカワ文庫 本体720円+税
- 『ライ麦畑でつかまえて』
サリンジャー〈野崎孝=訳〉/白水Uブックス
本体880円+税 - 『アメリカの鳥(池澤夏樹=個人編集 世界文学全集2)』
マッカーシー〈中野恵津子=訳〉/河出書房新社
本体3,000円+税 - 『ブラック・ジャック 全12巻』
手塚治虫/講談社手塚治虫文庫全集
/本体(各)900円+税
- 『アラベスク 〈完全版Ⅰ〜Ⅳ〉』
山岸涼子/KADOKAWA MF コミックス
本体(各)1,600円+税 - 『ガラスの仮面 1〜27』
美内すずえ/白泉社文庫
本体(各)619〜700円+税 - 『日本語が亡びるとき』
水村美苗/ちくま文庫 本体880円+税
- 『罪と罰 1〜3』
ドストエフスキー〈亀山郁夫=訳〉/光文社古典新訳文庫
本体(各)800〜876円+税 - 『悪霊 上巻・下巻』
ドストエフスキー〈江川卓=訳〉/新潮文庫
本体(各)890〜990円+税 - 『カラマーゾフの兄弟 全5巻』
ドストエフスキー〈亀山郁夫=訳〉/光文社古典新訳文庫
本体(各)629〜1,029円+税
P r o f i l e
1969年東京都生まれ。2007年「すべての若き野郎ども」で第1回ドラマ原作大賞選考委員特別賞を受賞。『みなさん、さようなら』(幻冬舎)で第1回パピルス新人賞を受賞。『ブラック・ジャック・キッド』(新潮社)で第19回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。
その他の作品に、『中学んとき』(角川文庫)、『GF(ガールズファイト)』(双葉社)、『ハロワ！』(集英社文庫)など。最新刊は、『青少年のための小説入門』(集英社)。
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