読書マラソンWEB版

『櫻子さんの足元には死体が埋まっている』 著:太田紫織 出版社:角川文庫

北海学園大学 笠井宏一

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笠井宏一

櫻子さんの足元には死体が埋まっている

『櫻子さんの足元には死体が埋まっている』
著:太田紫織
出版社:角川文庫

この本を読もとうとしたきっかけは、舞台が北海道であることと、著者が札幌市出身だったことでした。この作品の主人公「館脇正太郎」は平凡な高校生活を送っていたが、レトロなお屋敷に住むお嬢様「九条櫻子」と知り合ってしまったがために、様々な事件に巻き込まれていく。というありふれたお話ですが、そのお嬢様である櫻子さんは「三度の飯より骨が好き」という変人で、骨を組み立てる標本士でありながら、殺人事件の謎を解く検視官の役もこなし、骨からその「死」を読み取り、真実を解き明かします。 そんな変わり者の櫻子さんを制御するのが正太郎の役割となってきます。

骨から謎を読み解いていく様も読んでいておもしろいですが、北海道各地の美味しい食べ物がたくさんでてくるのもこの作品の特徴の1つかなと思います。当たり前の日常がいきなり非日常になる。そんなことは誰にでも起こりうる。そんなことを思いながら読んでいます。

北海学園大学
笠井宏一