学生・院生からのおすすめ本

邦訳500万部を突破している歴史的ベストセラーであり、あらゆる自己啓発書の原点となっているこの本。自分の「人との関わり方」を改めて振りかえり、考えるために読みました。

章立てされており、各章で「心からの関心を人に寄せる」「微笑みを絶やさない」「人を批判する前に自分の過ちを認める」「小さなことでも誉める」といったメッセージが、実際に起こった事例を交えながら伝えられています。文章を読んで「大切だ」と感じることも、忙しくて余裕がないときはつい忘れがちになってしまうことが多い、というのが「よくあるなぁ」と感じたことでした。ですが、相手を傷つけるのではなく認めたいので、常に意識できている状態にしたい、それを安定させたい、と思いました。

この本の読み方としては、実際の経験に基づいて実践的に書かれているため、定期的に自分を見つめなおすために活用することをおすすめします。著者は、印象深いところに印をつけること、毎月読み返すことを勧めています。自分の考えの核になっている部分をすぐわかるようにしておくこと、定期的に自分を振り返ることで、自分の人との関わり方をよりよいものにすることができる、と思っています。私も、この読み方を実践しているところです。

小樽商科大学
白田 明日香