読書マラソンWEB版

『読書のチカラ』著:齋藤孝 出版社:大和書房

秋田大学
佐々木 麻美

表紙

『読書のチカラ』著:齋藤孝 出版社:大和書房

私は読書が嫌いでした。
実を言うと今も好きな方ではありません。でも今までは読書をしようともしてみませんでした。しかしこの本を読んで「読書をしなくては!」という使命感のようなものを感じました。

こんな悩みはありませんか?
コミュニケーション力に自信がない。ここでいうコミュニケーション力は初対面の人の前でおどおどしてしまう、ということだけでなく、例えば相手が自分と全く異なる意見を言ってきた時に自分はそう思ってないのに流されてしまったり、自分と違う意見を言われただけでその人のことを嫌いになってしまったり、ということも含みます。
また自分のことを上手く説明できない。この自己理解や自己形成は大学生にとってとても重要なものです。就活の際に自分の興味、関心、考え方がわからないと何も書けない、面接でも答えられない、という事態が起こります。
あとは他者理解・想像力。相手の異なる意見を理解したり、相手がどう考えているのかと想像する力です。
また集中力がないという悩みを持っている人もいるかもしれません。
実は読書はこれらの力を身に付ける手助けとなるのです。

しかしただ適当に読書をするだけでいいのかというとそれでは十分な力は身に付きません。この本は読み方の技法まで紹介されています。漠然とした技法だけだなく、具体的な提案も多くあり、実践に移しやすいものが多いです。

齋藤先生は大学教授であることから大学生に対する言葉が数多くあり、大学生向けの内容となっています。なのでわかりやすく、そして時には心に突き刺さる厳しい言葉で読書の大切さを教えてくれる1冊です。なので心から「読書をしよう」と思えました。これから読書を継続的に始めたいと思っている人にはそのスタートの本としてぴったりだと思います。

秋田大学
佐々木 麻美