読書マラソンWEB版

『響き合うリーダーシップ』著:マックス・デプリー(依田卓巳 訳) 出版社:海と月社

明治学院大学
長田 遼太

表紙

『響き合うリーダーシップ』著:マックス・デプリー(依田卓巳 訳) 出版社:海と月社

―この本はリーダーシップに関するテクニック本ではなく、リーダーシップの道徳的な本だ―

 私はこの本を読み終えたときにそう感じました。世の中には、『リーダーシップ』に関する本が数多くあります。現在、様々な人が必ずどこかの組織に属しており、その中でのリーダーに求められる役割は大きくなっているように感じます。そのため、『リーダーシップ』に関する本が多くあるのだと思います。私も「リーダーとは」、「組織とは」何かを知るためにこの本を手に取りました。

 この本は「ハーマンミラー」というアメリカのオフィス家具メーカーの企業文化を明らかにしながら、『リーダーシップ』について説いています。特に、この本は「リーダーとはこれをやれば良い」といったテクニック的な事ではなく、『人との心の関係』に重きを置いています。私は、どうしても「リーダー」は排他的な存在になりやすいと感じていました。その点について、本書では「200年の歴史を持つ資本主義の最大の問題点」と記しています。その改善策として、『人々の参加』がポイントであると言っています。組織内のそれぞれ人が当事者になることで、相互に依存し合いコミュニケーションが盛んになり、潜在能力が発揮される機会になるとも言っています。

 私はこの『人々の参加』について気づかされたと共にすごく共感しました。組織内の人々の参加を重視することで、それぞれに当事者意識がうまれ、自身の能力を最大限発揮できるようになることは、自身の経験を振り返るととても共感する場面がいくつかありました。

 他にもこの本では『リーダーシップ』についてに大切な様々なことを教えてくれます。1回読むだけでなく、自身が悩んだ、道に迷った時にに何度も読み直したくなるそんな魅力的な本でした。

明治学院大学
長田 遼太