読書マラソンWEB版

『少年探偵シリーズ「怪人二十面相」』著:江戸川 乱歩 出版社:ポプラ社

広島大学
掛田 早紀

表紙

『少年探偵シリーズ「怪人二十面相」』著:江戸川 乱歩 出版社:ポプラ社

この本を初めて読んだのは小学4年生の時です。本が好きで色々な本を読んでいましたが、最も印象に残っているのがこの本です。
ミステリーの醍醐味と言えば、謎が深まっていきその世界観に入り込んでいく過程と、謎が解ける瞬間の爽快感ではないでしょうか。この本は私が読んだミステリーで最もその醍醐味を味わうことができる本だと思います。この本が書かれたのは1936年ということもあり情景や人物像は今の時代とは大きく違います。だからこそ本の世界や人物に入り込み、共に謎を深めることができます。
探偵明智小五郎と対立する怪人二十面相ですが、変装の達人であり、ほしいものは必ず盗む大怪盗ですが、人を気傷つけたたり殺したりすることはなく、時には明智やその仲間を助けることもあります。その一方、奇術や機械仕掛け、怪物の着ぐるみなどを使って危険な目に合わせたり、怖がらせたりすることもあります。このように敵であり大怪盗であるけれどもどこか魅力を感じる二十面相に惹かれること間違いなしです。
本の世界観に入り込みたい方、ミステリーが好きな方にオススメです。

広島大学
掛田 早紀