読書マラソンWEB版

『神様の御用人(1〜7)』著:浅葉なつ 出版社:アスキー・メディアワークス

秋田大学
髙橋 佑輔

表紙

『神様の御用人(1〜7)』著:浅葉なつ 出版社:アスキー・メディアワークス

『神様にだって願いがある!』
神様たちの御用を聞いて回る人間―"御用人"。膝を壊して野球の道を諦め、さらに就職先まで失ったフリーターの良彦はある日突然、"御用人"の役目を命じられ、神々たちに振り回される。人と神様が織りなす、ときに切なく、ときに心温まる物語。

 自分がこの本を手に取ったきっかけは上文にも書いた、『神様にだって願いがある!』というワードに惹かれたからだ。あなた方にとって神様はどんな存在だろうか?そう問いかけると「願いを叶えてくれる」と答える人がいるのではないだろうか。自分も神様のイメージのそれが入っていた。だから、願いを叶えてくれるはずの神様の願いとは一体何か。それが気になり、この本を読んでみた。

 どんな願いかはこの本を取っていただいて読んでほしいので書かないが、一つだけ言うとなると、神様は身近にいて、何かを思ってるのではないかと感じた。多くは人間と変わらず、喜んだり、泣いたり、怒ったりしているのだ。この本を読んだらそう感じずにはいられなかった。そして、人と神様の関わりについて考えるようになった。

 全体の内容としては基本的に1冊に4つの短編で構成(巻によっては一冊長編というのもあるが)されているので非常に読みやすい。様々な神様がでてくるが、日本神話に詳しくなくても、説明がしっかりされるため、気軽に読むことができる。なので、歴史や神話が苦手という人、逆に神話とかに興味がある人にとっては、取っ掛かりとして読むのもおすすめである。自分はこの本に触発され、古事記まで読んでしまうほどだった。

 ぜひこの本を読んで神様について考えてみてほしい。きっとなにかを感じれるはずだ。そして読んだのならば、ぜひ問いたい。『あなたにとって、神様とは?』と。

秋田大学
髙橋 佑輔