読書マラソンWEB版

『西部戦線異状なし』著:エーリヒ・マリア・レマルク 出版社:新潮文庫

福井大学 福井 真音

表紙

『西部戦線異状なし』
著:エーリヒ・マリア・レマルク 出版社:新潮文庫

この小説は、第一次世界大戦の西部戦線で、ドイツ軍の志願兵パウル・ボイメルが戦場において戦友と共に戦い、傷つき、最後に戦死するまでを描いた物語です。

この小説を最初に読んだときは、生々しく描かれている戦場の風景や主人公の感情に、今まで一度も戦場というものを体験したことのない私でさえ風景が目に浮かびました。戦場に呼び出されてから少しずつ戦争になれていって、だんだんと壊れていく主人公を見ていて自分もつらくなりました。

自分は運のいいことに日本に生まれ一度も戦争というものを経験せずに大学生まで生きてきました。そのおかげか戦争というものは、なにか不思議な魅力がある気がしてゲームや映画などで遊んで楽しむことしかしてきませんでした。

しかし世界を見ると戦争というものは幻想でもなんでもなく自分が生まれてからも何度か大きな争いが起こっていたりと他人事ではいられないと思います。最近ではインドとパキスタンにおける国境紛争やアメリカと北朝鮮の交渉決裂などまたいろいろな事態が起こっているので気を付けていきたいです。



福井大学 福井 真音