本が好きな人から借りた一冊の本でした。夜更けのおつまみ。
誰かと一緒にご飯を食べることって、幸せな瞬間だと思わされる一冊です。
本書では、夜更のおつまみという題名の通り、仕事を終えて帰宅した夜遅くの簡単な晩酌セットとお酒に関するエッセイが描かれています。
一見、ただお酒とおつまみの話かと思いきや、そのおつまみに出会うまでにあったその人自身の背景などが書かれています。
この作品の中で、一番印象に残っていることは「一緒に生きることは、一緒に食べること」です。
これは、本の最後に書いてある言葉です。これは何を意味しているのか。ぜひ、この本を手にとって一度読んでみてください。そして、自分なりに、一緒に生きることは、一緒に食べることを考えてみてはいかがでしょうか。
構成は、いくつかのエッセイを再編して書いており、一つひとつはとても短いので読みやすいです。ぜひ、一度読んでみてください!
立命館大学/全国大学生協連学生委員会 吉村 暢基