妻を帽子と間違えた男
著:オリヴァー・サックス
出版社:ハヤカワ・ノンフィクション文庫
ISBN
9784150503536
東京農工大学 農学部 1年
ペンネーム:ぺんぎん
大統領の演説を見て笑い転げる人たちの場面。
自分の手は、足は、間違いなく自分のものだが、どうしてそれが分かるんだろう?そう思ったことはないだろうか。
その答えは、私たちが「固有感覚」という感覚を持つためだ。
「からだのないクリスティーナ」という章には、固有感覚を失ったために、""からだがなくなってしまった""女性が登場する。
他にも、妻を帽子と間違えてかぶろうとした音楽家や、素数で遊ぶ双子の兄弟、大統領の演説を見て笑い転げる人たちなど、神経科医サックス先生が出会った人々のエピソードが収められている。
世界の見え方は一つじゃない、と思える一冊です。