高校生のみなさん、大学生になるとどのような本が人気がご存知ですか? 大学生の読書を支える大学生協では、様々なジャンルの本を取り扱っています。今回は、早稲田大学卒業生でもある早稲田大学生協ブックセンターの水上さんに、早大生から人気の本についてインタビューしてきました!
『化け物心中』
蝉谷めぐ実/KADOKAWA
小説野性時代新人賞を受賞した、昨年とても人気だった本です。舞台は江戸時代、役者たちが鬼の正体暴きに乗り出す推理小説です。著者が早大卒というご縁で、昨年の早稲田祭の時にトークイベントを開催しました。文学部に在学中は、化政期の歌舞伎をテーマに卒論を書いたそうですよ。早大生がさらに本に親しむきっかけになって嬉しいですね。
『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』
東大ケーススタディ研究会 /東洋経済新報社
3〜4年生を中心に一年中売れている本です。コンサルティング業界の就職試験で出題されるケース問題の解説書ですが、就活生だけから人気なわけではありません。新しい思考法や答えがない問題を学びたい学生からも人気ですね。このシリーズはよく売れていて、他にも「フェルミ推定」や「ディスカッション」があります。
『ヤバい経済学 悪ガキ教授が世の裏側を探検する[増補改訂版]』
スティーヴン・D・レヴィット/
スティーヴン・J・ダブナー/東洋経済新報社
経済学の入門書にあたる本で、若手の経済学者の方がユニークな分析で日常生活や裏社会を説明しています。政治経済学部の先生が講義で紹介されたところ、面白そうと思った早大生から注文が殺到し、店頭では一時期売り切れになりました。勉強意欲や熱心な学生が多いようですね。
早稲田大学生協
ブックセンター
水上 七海さん
授業で必要な教科書の他、話題の文学作品から就職・資格試験対策の本まで、実に様々な本を販売しています。一般の書店とは品揃えが異なり、専門性が高い本を扱っているため、大学生からのニーズが高い本を用意していますね。大学生協に加入している大学生は10%オフで購入できますよ。キャンパスに遊びに来た際はぜひブックセンターにふらりと寄って、お気に入りの本を探してもらえればと思います。
『生まれてこないほうが良かったのか? 生命の哲学へ!』
森岡正博/筑摩選書
人間科学部の教授が著者ということで昨年SNSで紹介したところ、多くの反響がありました。衝撃的なタイトルに感じるかもしれませんが、ポジティブな考え方を試みようという本です。反出生主義について哲学的な面からとても丁寧に解き明かしていて、高校生のみなさんにも楽しめる内容ですよ。
「早大生協」や「ブックセンター」をのぞいてみよう!
合格サプリ編集部 小川 玲未
みなさん、こんにちは。今回記事を執筆いたしました、慶應義塾大学3年の小川と申します。
今回は、「早大生から人気の本3冊」と題して、早稲田大学生協のブックセンターについて記事を書かせていただきました。
蝉谷めぐ実さんのように卒業生が話題の作家さんというのも、大学の魅力ですよね。早稲田大学では重松清さんの授業があるそうで、本好きの私にとってうらやましい限りです。
教授が執筆した本や授業で紹介された本は、私たちの知識を増幅させたり新しい世界を教えてくれたりします。早大生はSNSをフル活用して面白い本を見つけているようで、高校生の皆さんにも真似できることだと感じました。
さて、私もたびたびお世話になっている大学生協では、お得に本を購入できます。店舗にない本は取り寄せてもらえるので、大学生の強い味方ですよ。
みなさんも大学生になったら、大学生協の書籍コーナーでたくさんの本と出会ってくださいね。
末筆ではございますが、この場をお借りして今回インタビューをお受けいただいた早稲田大学生協ブックセンターの水上さんに感謝申し上げます。
最後に、私たちが発行するフリーペーパー「合格サプリ」では、受験に関する役立つ情報を提供しています。また、webの方でも様々な情報を発信してまいりますので、ぜひチェックしてみてください!
合格サプリWEB版 http://goukaku-suppli.com/