大学生協とは、利用者の一人ひとりがお金を出し合い、組合員が協同運営する組織です。大学生協に加入すると、組合員価格(割引)にて、書籍や文具の購入、自動車教習所等の利用ができます。また、留学や資格取得に関する情報をもらえたり、大学生活で起こりやすいリスクに備える共済制度に入ることもできます。
大学進学を機に一人暮らしを始める場合は、合格から入学までの短い間で新たな住まいを決定する必要があります。住まいで重視したいことなどは、早くから家族で話し合っておきましょう。
下宿先に土地勘のない親御さんでも住まい探しから仮押さえまでができるように、12月から2月にかけて住まい探し相談会が開催されています。大学の二次試験当日に、親御さんのみ参加できる回もありますよ。信頼のおける不動産会社で契約できますし、合格が決まったらそのまま入居手続きができるので、バタバタしがちな時期でも円滑に手続きが進められます。
大学生にはパソコンが必須ですが、iPadなどを持っている大学生も増えています。高い買い物ですので、どの機種やメモリの容量などが適切なのかはよく考えて選びたいものですね。
東大生協はパソコンとiPadと複合機の3点セットを販売し、すべてデータでノートを管理するスタイルを提案しています。今では入学者3000人中約800人が生協でiPadを購入しています。また、先輩がiPadでノートを取る方法を教える講習会を開催しています。どう使えば効率よくノートを取れるのかは、実際に授業を受けている先輩に教わるのが一番ですね!
多くの学生が、安くて栄養バランスもとりやすい学食をよく利用しています。学食の場所や営業時間を把握するとともに、お得に利用できる「学食マネー」も忘れずに登録しましょう。
大学生協で利用できるプリペイド式の電子マネーで、東大生協加入者の8割以上が登録しています。学食だけではなく、生協のお店の弁当やおにぎり、飲み物も購入できますよ。また、学食マネーで支払いをすると、200円毎にポイントが還元されたり毎月月末の学食マネー感謝祭でオリジナルメニューを安く食べられたりするため、使って損はありません!
大学では、取った授業の教科書を自分で選んで購入する必要があります。学部によりさまざまですが、少々値の張るものが指定されることも多くあります。
大学生協に加入していれば、教科書はすべて1割引で購入できます。3月末には教科書の一斉販売が行なわれ、教科書販売所でクラスごとにシラバスを見ながら自分でピックアップして購入します。手に入りにくい専門書や大学独自の教材もまとめて購入できるため、多くの学生は大学生協を利用していますよ。
合格サプリ編集部 太田 あかり
みなさん、こんにちは。今回記事を執筆いたしました、早稲田大学2年の太田と申します。
今回は「今から知っておこう!大学入学までにやることチェックリスト」と題して、新入生に対する大学生協のサポートについて記事を書かせていただきました。
私自身、上京して初めての一人暮らしで、住まい探しにはとても時間がかかりました。家族にも協力してもらったものの、土地勘のない中でどの物件が良いのかを絞るのは大変だった記憶があります。大学生協を利用すれば、大学から近くて大学生にぴったりな物件を紹介してくれますから、とても決めやすくなるのではないでしょうか。入試の日に相談できるのも、地方の学生にとても優しいシステムだと思います。大学生協はいつも、学生のことを一番に考えたサービスを提供してくれるので、安心ですね。
末筆ではございますが、この場をお借りして今回インタビューにご協力いただきました東京大学生協の南さんに感謝申し上げます。
最後に、私たちが発行するフリーペーパー「合格サプリ」では、受験に関する役立つ情報を提供しています。また、webの方でも様々な情報を発信してまいりますので、ぜひチェックしてみてください!
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