「高校生×大学生座談会」(2024年開催)
自分に合った勉強の仕方と今しかない高校生活

高校生VS大学生

これから大学受験を迎える高校生たち。「大学や学部をどう選ぶ?」「勉強は何から手を付ければいい?」「部活との両立はどうする?」「受験期はどのくらい勉強すればいい?」など、受験が近づくにつれ不安は大きくなります。そこで今回は4名の高校生と5名の大学生による座談会を開催。難関大学に合格した先輩たちが、高校生たちの疑問や悩みに答えてくれました。

〈高校生〉

  • 野口 健さん(埼玉県立高等学校2年)
  • 小林 佑輝さん(埼玉県立高等学校2年)
  • 加藤 真弥さん(埼玉県立高等学校2年)
  • 原口 大広さん(埼玉県立高等学校2年)

〈大学生〉

  • 司会:太田あかりさん(早稲田大学人間科学部3年生)
  • 石田 廉さん(東京大学 理科一類2年生)
  • 佐藤 祐太郎さん(東京大学 文科三類1年生)
  • 吉澤 慶彦さん(早稲田大学 政治経済学部 政治学科1年生)
  • 橋本 実和さん(慶應義塾大学 文学部2年生)

今の大学・学部を決めた理由


太田 あかりさん
早稲田大学 人間科学部3年生

(司会)太田あかりさん(以下、太田さん):
早速、自己紹介から始めたいと思います。大学生の皆さんは、大学や学部を決めた理由の紹介もお願いします。
私は早稲田大学人間科学部人間情報科学科3年生の太田あかりと申します。この学部に決めた理由の一つは文系と理系の両方を勉強したかったからで、もう一つは情報系に興味があったからです。今はVRなどの研究をしたいと考えています。


石田 廉さん
東京大学 理科一類2年生

石田廉さん(以下、石田さん):
東京大学理科一類2年生の石田廉と申します。学部はまだ決まっていません。高校のときにやりたいことが決まっていない中で、できるだけ多く選択肢を残した状態で大学に進学して「やりたいことを見つけたい」と思ったので、進学振り分け制度がある東京大学を選びました。


佐藤 祐太郎さん
東京大学 文科三類1年生

佐藤祐太郎さん(以下、佐藤さん):
東京大学文科三類1年生の佐藤祐太郎と申します。東京大学を選んだのは、言語学を学びたいと思っていたからです。学部から言語学を学べる大学が少ない中、文学部に言語学専修があるこの大学を選びました。


吉澤 慶彦さん
早稲田大学
政治経済学部 政治学科1年生

吉澤慶彦さん(以下、吉澤さん):
早稲田大学政治経済学部政治学科1年生の吉澤慶彦です。他大学と併願で、入試日程やレベルなどを見て決めました。もともと政治や経営、法律、経済の学部に興味があり、幅広く学べる政治経済学部政治学科を選びました。


橋本 実和さん
慶應義塾大学 文学部2年生

橋本実和さん(以下、橋本さん):
慶應義塾大学文学部1年生の橋本実和と申します。
私は私立文系に絞っていて、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・GMARCHを順に受けていき、早稲田大学と慶應義塾大学に合格しました。どちらも興味深くなかなか選べない中、社会人向けに就職のアドバイスをしている人に「どこの学部がいいですか?」と相談したところ「合格した中では慶應義塾大学文学部が一番就職に強い」とアドバイスをいただき、それが決め手になりました。

太田さん(司会):
続いては高校生の皆さん、自己紹介をお願いします。所属している部活や志望先なども教えていただきたいです。


野口 健さん
埼玉県立高等学校2年

野口健さん(以下、野口さん):
2年の野口健です。部活は科学部に入っています。志望は文系で、法学部に行きたいと考えています。


小林 佑輝さん
埼玉県立高等学校2年

小林佑輝さん(以下、小林さん):
2年の小林佑輝です。部活は弓道部に所属しています。進路は理系で、都市計画などをやりたいと思っています。


加藤 真弥さん
埼玉県立高等学校2年

加藤真弥さん(以下、加藤さん):
2年の加藤真弥と申します。部活は地学部に入っています。


原口 丈広さん
埼玉県立高等学校2年

原口丈広さん(以下、原口さん):
2年の原口丈広です。吹奏楽部に所属しています。東京大学を志望しています。

部活に所属中の勉強状況

太田さん(司会):
大学生の皆さんに、高校では何の部活をやっていたのか、その間はどのように勉強をしていたかを教えていただきたいです。
私自身はテニス部に所属し、週5~6日は部活動をしていました。週末は練習試合などで忙しく、部活メインの高校生活を送っていました。高校2年のときは、部活の休み期間はテスト直前の1週間しかなく、詰め込んで定期テストを乗り越えるという状態でした。塾には通っていません。基本的に学校の授業や宿題、自分で買った参考書で勉強していました。

石田さん:
中学から続けている柔道部に、高校1年~2年の12月まで所属していました。週3~4日の部活の日は勉強できないこともありましたが、土日はなるべく勉強していました。僕も塾には通っていません。定期テストを中心に学校の勉強をして、定期テスト期間以外は自分でやりたい勉強を進めていました。

佐藤さん:
部活には所属せず、代わりに友達と放課後にいろんな活動をしていました。時間はかなりあったので、高校1年から徐々に勉強量を増やしていきました。塾には通わず、参考書や学校の教材などを使っての勉強です。当時は歴史科目が苦手で、3年生の夏頃から論述のオンライン添削サービスを利用することもありました。

吉澤さん:
僕はサッカー部を高校3年の6月まで所属していて、週6日ぐらいの部活中心の生活でした。受験を意識したのは、2年の8月下旬に東進に通い始めてからです。そして、本格的に受験勉強を始めたのは、部活を引退した3年の6月からでした。

橋本さん:
私は弓道部と文芸部、そしてクイズ部に所属し、弓道部では副部長を務めていました。弓道部は週6日で、早めに終わった日にクイズ部と文芸部に参加していました。塾は高校2年の夏期講習から入りました。受験勉強を本格的に始めたのは、弓道部を引退した3年の7月からです。


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