学生委員の「いま」
Vol.01 茨城大学生協編(2)

③新しいチャレンジを励ませる、後ろからみんなを支えるリーダー(学生委員長)を目指しました!

矢間:このようなコロナの状況の中で、様々な取り組みをやってきたという話をしてきましたが、二人とも、昨年の5月から様々な取り組みを頑張ってきたと思います。まずは加藤委員長へ質問なのですが、全国の委員長へ向けて、先輩の委員長としていろいろ教えてほしいです。まずは学生委員長として意識したことを教えてほしいと思いますし、その意識していることが表れているエピソードも踏まえながら、ぜひ教えて頂ければと思います。


2019年12月に実施した「MUJICO パングランプリ」

加藤:委員長として活動する時に、私はガンガンリーダーシップを発揮して引っ張るタイプではないと思っていたので、後ろから支えるリーダー像を目指そうと意識していました。特に、「外」とのつながりを意識して活動していました。学生委員会の「中」はすごくできる執行代の仲間が多かったので、仲間を信頼していたこともあり、「中」は仲間たちに任せていました。「外」のつながり、特に「職員」とのつながりを意識していました。目指していたGI としては、みんなが輝けるGI を目指して頑張りました。適切な言葉が思いつかなかったのですが、「学生委員それぞれが主役になれるようなGI」を目指していました。委員長がガンガン引っ張るのもいいと思うのですが、茨城大学生協のGI は部局制を取っていたので、部局のマネジメントはそれぞれの部局の班長も信頼して任せていました。そのようなこともあり、みんなが主役となれるGI を目指して委員長をしていました。その意識が現れたエピソードの一つに、12月に「MUJICO パン4のグランプリ企画」のお話があります。この企画の立案は、副委員長と役職についていない学生委員でした。茨城大学生協のGI は、例年通りの取り組みをする傾向が強く、その中でマンネリ化の問題はどうしても避けられません。そういう中で、役職についていないメンバーが中心となり、新しい企画を立案してくれたため、その学生に企画を任せるという判断をしました。そのような新しい挑戦をできる環境をつくれたのは、自分の理想のリーダー像へ近づけたのかなと思っています。

4 :東京地区の大学生協で販売されている大学生協オリジナルの総菜パン・菓子パンの名称。

 

矢間:MUJCOパンのエピソードは素敵ですね!部局がある大学生協は部局ごとにやることが決まっていて、新しい企画が生まれづらいと思います。そのような状況の中で、新しい企画を役職がない人が作り出せる環境をつくれた加藤君はすごいですし、加藤君を中心にそういう雰囲気を学生委員会内で作り出せたことが重要だと思います。そういう行動を信頼して認めてあげられるという、新しい挑戦を励まし、組織を豊かにしていくことができるタイプの学生委員長なのだと感じました。永見さんは加藤委員長をどう見ていたのか、少し言いづらいかもですが教えて下さい!(笑)

加藤:怖いですね(笑)

永見:そうですね(笑) 直接伝えたことはないのですが、不安なことを素直に出してくれるタイプの委員長でした。そのようなタイプの方が、親近感が湧きますし、一緒に活動している中で、「みんなで学生委員会を作っている」という意識を持てると思います。そういう意識を持てると、メンバーの安心感につながります。実際、活動している中でも、「やりたいことをさせてくれたな」って思うので、そういう面ではすごくよかったなって思います。恥ずかしい(笑)

 

加藤:恥ずかしいですね、これ(笑)

矢間:お互いに恥ずかしいですね(笑) 永見さんのお話を聞いて、加藤委員長からお聞きしたことが他のメンバーにも伝わっているとすごくわかりました。委員長が引っ張るというのもいいのですが、GIはみんなで作り上げる組織だからこそ、加藤くんの委員長像を全国のみんなにも知ってほしいと思います。

 

④連帯を通じて茨城大生協GIの良さを広げ、自分たちに必要な活動のヒントを持ち帰るために。

矢間:次に、永見さんにお聞きしたいのですが、まず渉外担当として何をしてきたのか、またどういう意識で活動をしていたのか、執行代として大切にしてきたことも教えてほしいと思います。


 

茨城大学生協学生委員会の状況を踏まえて、
セミナー・連帯の学びを持ち帰る「共有会」の様子

永見:渉外担当のことから話すと、前渉外担当から引き継いだ時に、前任者のやり残したことや想いをお聞きして引継ぎをしました。そのような話を聞く中で、「まずは、今年はこれを頑張ろう」といった方針を立てて、ひとつずつ頑張る一年にしました。具体的には、前任者が「“あくてぃぶ5 ”をもっと発行したかった」と言っていたのですが、前任者が後悔したことは後で絶対に公開すると思ったので、茨大の良さを他の大学へ発信するために“あくてぃぶ”をたくさん書きました。東京ブロックの夏のセミナーで“あくてぃぶ”を書いて掲示する機会がありましたが、様々な情報発信を学生事務局からしてくれたので、いろいろな取り組みを “あくてぃぶ”に書いて送ってみようと、8つの取り組みを“あくてぃぶ”に書いて、茨大GIの頑張りを発信することを意識しました。また、他大学の情報を自大学へ生かすことも頑張りました。他大学の“あくてぃぶ”を自大学へ持ち帰ってメンバーへ共有したり、他の部局と連携して、取り組みの目的意識を共有できたりしたのはよかったと思います。あと、渉外担当は、セミナーなどへ後輩を連れていく立場になったので、連帯の場の良さを発信していくことも上級生の役割の一つでした。連帯の場への参加を促すという役割発揮ができたこともよかったと思います。

5 :東京ブロック事務局が発行しているブロックニュース。全国大学生協連スタッフオンリーページでも公開されています。

矢間:渉外担当としての役割発揮が素敵ですね。永見さんは渉外担当に加えて、新入生交流会の担当者としての役割も発揮していたと伺いました。どのような想いを持って、どのようなことをしていたのかも教えて下さい。

永見:新入生交流会の方はコロナがなければ、茨城大学水戸キャンパス近隣にある茨城県の大道場(武道館)で、600名くらいが集まって開催する予定でした。しかし、コロナの影響で中止になると知った時は落胆しました。落胆した一方で、「考え続けなきゃダメだな」と思い、今まで通りのアプローチができなくても、オンラインで新入生に情報を伝えたりSNSを活用したりと、今までじゃないアプローチの方法があると考えて、一緒に頑張っていたアイディアマンのメンバーとともに協力したことが成功の要因だと考えています。また、1年生が主体でオンラインの取り組みを作ることができたのもよかったと思います。動画の撮影も1年生中心でしたし、例年通りでは体験できなかった動画作成スキルなども身に着けることができたと感じています。

矢間:ありがとうございます。このような状況の中で考え続けて行動に移せたことが素敵です! 永見さんの活動の中で、渉外担当の役割は受信と発信の両方がありますが、特に自大学に教訓を持ち帰ることが大変だと思います。いろんなリーダーに話を共有して物事を実現したり、加藤君も言っていた北甲エリアの「SNSの会」で得られたヒントが、取り組みにつながったりしたのだと思いました。一方で、セミナーの大切さなどは、参加したメンバー以外になかなか伝わらないところもありますし、そこで悩んでいる全国の学生委員は多いと思います。そういう学生委員に向けて、セミナーの持ち帰りをする中で、「こういう伝え方をしたら伝わるよ」とか、「こういう伝え方をしたら楽しい場だと知ってもらえるよ」とか、永見さんが積んできた経験から教えてほしいです。

永見:上級生から下級生へ伝えるときは、「経験談をもとに伝える」ということが強かったと思います。「連帯に参加すると、こういうことができるんだよ」と伝えるとか。また、下級生が連帯の場へ積極的に参加したいと思ってもらえるように、連帯活動の楽しさを伝えることが一番だったと思います。

矢間:例えば、執行代の幹部メンバーが参加してほしいとか、連帯で学んだことを生かしてほしいとか、そういうことを伝えることが難しいと思います。一部の連帯に行っているメンバーだけが盛り上がって、他のメンバーが取り残されるのはあるあるだと思うのですが、そこの部分をどう解消できたのか気になります。

永見:共有会は絶対やり切るということを意識していました。参加していないメンバーが取り残されるということは、どうしても防ぎたかったので、まずは共有会をすることを重視しました。その際に、連帯に参加した個人の感想なども聞きだして、発信してもらう。「こういうことやってみたいんだけどどうかな?」ということを他のメンバーへ伝えるというのはやっていました。自分が参加していないセミナーもあったので、「どんなことが楽しかった?」、「何を学んだ?」、「友達出来た?」ということを聞き出しながら発信することを意識していました。

矢間:セミナーに行って学んだことの羅列をする報告は、様々な大学生協でよく見ます。そういう中で、個人で学んだことであったり、やってみたいと思ったことであったり、そういう想いやわくわく感をしっかり伝えきることができている点がすごいです。ところで、加藤委員長から見て永見さんはどんな存在でしたか。同期で一緒にやってよかったことは何ですか?

加藤:1年生の時から永見さんはセミナーが好きでした。僕も同じくセミナーが好きで、一緒に「セミナーに行きたいです」って言っていた2人でしたが、自分から参加しているからこそ楽しさを伝えられる存在は大きいと思いました。永見さんがセミナーに参加した話を聞いて、なんとなく今まで行ってなかった執行代のメンバーも、「参加したい」と言い出したこともありました。実は、執行代になるにあたって役職を決める際も、満場一致で永見さんが渉外担当だ!となっていたので、永見さんが適役で、渉外担当に向いていたと思います。

矢間:すごいいいエピソードですね…!みんなの期待を超えて、執行代としてやり遂げましたね。

永見:(笑)

矢間:コロナ禍によって、ウェビナーのようにオンラインでセミナーが開催されるようになり、セミナーの形も変わってきています。そうした中で、改めてセミナーに参加した価値や参加した経験を伝えていくことの大切さを学びました。

 

⑤後輩の「やりたい」を引き出せる、話しやすい・相談しやすい執行代を目指しました!

矢間:続いては、委員長や企画責任者だった二人だからこそ、聞きたい質問です。後輩の学生委員や同期の学生委員に対して、部会で会った時などにどういう意識で関わっていたのかを聞いてみたいです。委員長交代の時期で、他の学生委員との関わりに悩んでいる委員長もいると思うのでぜひ教えて下さい。


茨城大学生協学生委員会の様子
 

加藤:あえて自分が委員長ということを忘れることを意識していました。一方で、同期の執行代に対しては、メンバー同士で意見の衝突することも結構あって、うまく話がまとまらないこともあったので、腹を割って話せる環境じゃないとダメだと思いました。また、メインで活躍するのは企画責任者だと考えていたこともあり、自分が先頭に立って引っ張るというよりは話を聞くことを意識しました。1年生に対しては、委員長だから怖いという印象を持たれたくないという想いが強かったです。1年生が誰かの相談になりたい時に、自分がその選択肢から外れると1年生にとっても苦しいと思うので、委員長ではなく、ただの先輩だと思って接してほしいと思っていました。最初は緊張すると思うので、こちらから声をかけたり、話を聞いたり、役を持ってないメンバーと一緒に頑張ることを意識していました。

矢間:委員長の難しいところは、委員長という役割だけで、後輩との距離を置かれることだと思います。そういう中で一人の先輩として接することを意識していたのは大切だと思いました。永見さんはどうですか?

永見:そうですね。私は、ほかに店舗班の装飾長も担当していたのですが、その時に教える側に回るというのはそうですが、1年生が主体的に活動できる・発言しやすくなるような環境を作ることは意識していました。「例年こうやっているからこうしよう」ではなく、「1年生がもっといいアイディアを持っているかもしれない」と考えていたので、1年生からアイディアをひき出すことは意識していました。後期に入って活動に慣れてきたころからは、うまく情報を共有できないことで、失敗することもありました。そのような状況になると、1年生も「先輩に任せておけばいいや」ってなってしまうので、そういう学生が出ないように、様々な角度からフォローすることに徹底したこともあります。1年生が発言する機会を作ること、褒めること、「すごい」って伝えることを大切にしていました。セミナーなどでも感じますが、1年生の方がすごい意見を言うことも多いと感じるので、自大学でも1年生の発言を聞ける場を作ろうと意識していました。

矢間:ありがとうございます。1年生だからこそ出せる意見もあると思うので、そういう環境づくりができているのはいいと思いました。二人とも共通しているのは1年生とコミュニケーションを取りながら支えるというところ、そういうのは大切だと感じました。

 

>⑥職員の皆様も必見!! 距離の近さと信頼関係が、専務・職員と学生委員双方の強み発揮に。

   

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