管理栄養士 谷口輝美さん
こんにちは、管理栄養士のタニグチです。
前回にひきつづき、風邪のお話です。かかる前に、免疫力を上げておきましょうね、とお話していました。
いろいろ気を付けていても、かかってしまうときもあります。
風邪をひいたときは身体が弱くなっています。体力温存のため、消化の悪いものは避けて、おかゆ、うどんのような、柔らかく胃に負担をかけないものを選びましょう。食べられそうであれば、卵などタンパク質が摂れるものをプラスできたらいいですね。
症状がつらく、食事がとれないときも、ゼリーや栄養ドリンク、経口補水液などでこまめに少しずつ、積極的に水分補給するように意識しましょう。風邪をひくと発熱や汗をかくことで、脱水になりやすい状態になっています。もしもの時のために、少し買い置きをしておいてもいいかも。私も、先日めずらしく風邪をひいてめずらしく食欲がなくなったのですが、たまたまスポーツドリンクを買い置きしていたので、すぐに飲めて助かりました。
さむけがある場合はしっかり身体を温めること(大きな血管が集まっている3つの“首”=首、手首、足首を温めると効果的)、そして、たっぷり睡眠をとることも大切です。
ちなみに、風邪をひいたときのお風呂は、高熱が出ておらず、症状もひどくない場合は入っても大丈夫です。脱衣所などで体を冷やさないように気を付けてくださいね。
何より、風邪をひかないことが一番なのですが、ひいてしまった場合を考えて、今回お話したことを少し覚えていていただければ、ちょっとは役立つかと思います。