管理栄養士タニグチのひとりごと~健康と栄養のはなし~

第5話 健康食品(サプリメント)との付き合い方①


管理栄養士 谷口輝美さん

こんにちは、管理栄養士のタニグチです。

今回のテーマは、「健康食品(サプリメント)」についてです。ドラッグストアに行くと、健康食品やサプリメントだけで広い棚がありますよね。それだけ、我々にとって身近なものになっています。私はドラッグストアで働いていたこともあるのですが、お客さんから受ける質問の中でも特に健康食品関連の質問は多かったように思います。これで痩せるの?お肌きれいになるの?とかね。

健康食品というと、何らかの健康効果を期待させる製品をイメージされると思いますが、その中でも2つに大別されます。違いは、「機能性」を表示できるか、できないか。

  1. 保健機能食品:国が制度を創設して表示を許可しているもの
    ⇒機能性が表示できる…特定保健用食品(トクホ)、機能性表示食品、栄養機能食品
  2. その他いわゆる健康食品と呼ばれているもの
    ⇒機能性が表示できない…栄養補助食品、サプリメントなど

機能性とは、健康の維持・増進に役立つはたらきのことです。いずれにせよ、「食品」であり、病気を治す「医薬品」ではないことがポイント。錠剤やカプセルなどの形をしていると、一見薬のように見えますが、あくまでも食品なのです。ですので、肥満に効く!筋肉増強!のような表現を食品に表示することは違法で、健康被害が発生する場合もあるので、要注意です。

次回は、じゃあ選ぶならどれなの?っていうところをお話したいと思います。


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