管理栄養士タニグチのひとりごと~健康と栄養のはなし~

第20話 あなどるなかれ、便秘②


管理栄養士 谷口輝美さん

こんにちは、管理栄養士のタニグチです。

前回に引き続き、便秘のお話です。便秘が続くと、肌荒れや体臭の悪化、大腸がんの原因にもなってしまうということでした。

早速ですが、皆さんの本日の便の状態を思い出してみましょう。便で健康チェックができちゃいます。


  1. 便の形は、含まれる水分量によって決まります。理想は、滑らかなソーセージ状の柔らかい便。

  2. 便の色は、腸内の㏗により変わります。黄色~黄褐色~茶色だと、腸内が酸性で腸内細菌の中でも「善玉菌」の多い、良好な状態です。濃い茶色だと、腸内がアルカリ性で、「悪玉菌」が多い状態です。
  3. におい
    食事が肉や脂っこいものに偏り、腸内にそれらを好む悪玉菌が増えると、便のにおいが強くなります。

  4. バナナ1~2本分くらいが理想。便のカサになるものは不溶性食物繊維なので、肉 類中心の食事をしている人は便の量が少なくなる傾向があります。

いかがでしたでしょうか。

便秘の予防は、朝からしっかり食事をし、朝から排便する習慣をつけ、適度な運動をすることが一番です。

あとは「排便したい!」という便意を逃さないことも大切。その我慢は便秘につながってしまいます。

また、胃や腸はストレス耐性が弱く、ストレスを受けると機能が乱れやすくなってしまいます。ストレスをためないことも、活発な消化運動のために大切なことですよ。ゆったりとした気持ちで、トイレタイムを過ごせるといいですね。

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