近畿地区組合員親子保護者座談会(2023年開催)
親と子、それぞれの思いから成り立つ大学生活

入学準備は大学生協のサポートを受けて

司会:それでは、次は学生の皆さんに聞きますね。大学に合格した直後には何をしましたか。

鹿毛 優光さん:
まずは親戚や、予備校、高校などへ電話しました。先生や親戚が皆「おめでとう、良かったね」と言ってくれて、すごく嬉しかったです。
買い出しなどは、引っ越しのときに全部やろうとしていたので何も考えていませんでした。とにかく入学手続きを確実にやりたかったので、一緒に受かった予備校の友達と連絡を取り合いながら準備を進めていました。

河内 千夏さん:
私も、滑り止めの大学に合格した直後は、とりあえず大学生になれるということで泣きました。その後に本命があるので、よし頑張ろうと気合を入れ直しました。
大学から書類が届いてからは、国公立の前期に受かった場合と後期に受かった場合と、両方に受からなかった場合、どのタイミングでお金を払えばいいかよくわからなかったので、親と一緒に確認して。それが済んだら私立の書類はいったん隠して、本命に集中しました。

糸村 昌大さん:
私は指定校推薦だったのですが、合格通知は大学からではなく、高校の先生から職員室でいただきました。合格が決まったのがだいたい12月の中旬ぐらいだったんです。でも、他の皆は翌月に共通テストを控えていたので、口止めされていましたね。自分たちの学校は、指定校で受かったとしても国公立まで受けるのが条件だったので、合格直後もいつもどおり勉強していました。
ただ、意識はもう大学に向いていたので、大学でも特に変わらないものがあるとすれば英語かなと思って、スピーキングに重点を置いて勉強を続けていました。あと、母が「少しだけ大学で学ぶ法学を勉強してみたら」と法学の入門書を1冊買ってくれたので、それを読んでいました。

司会:続いて、入学準備についてお伺いします。入学するにあたって、まず親御さんとしてどんなことが心配だったか。真っ先にしなければいけなかったこと、重視しなければいけなかったこと、不安だったことなどを教えてください。

鹿毛 梢さん:
一番上の子なので、何が必要かわかりませんでした。なので、まずはやはり住まいや、奨学金、実際にいくら必要なのかとかいった情報収集をして、それがわかってから期日を決めて少しずつ準備していたという感じですね。

河内 明子さん:
学校が自宅から近かったので特に不安な点はありませんでした。けれど、高校と大学では友人関係なども変わるし、大人になる一歩手前ということで、ちょっとわくわく に似た不安はありました。

糸村 さなえさん:
うちはまったく逆で遠方なので、そばにいてあげられない不安はありました。本人は受験期でも1日も休まずストリートバスケに行っていたくらいで、運動をすれば気分が晴れていたようです。
コロナでお店も開いていなかったので、住む場所の近くで緑があるところをGoogle Mapのストリートビューで探していました。

司会:一人暮らしをされるにあたってアパート選びにはどのように、何をポイントに住まいを決めましたか。

鹿毛 梢さん:
大学生協さんの、受験期に先にお部屋を決められるシステムが本当にありがたかったなと思います。値段を見て2件にあたりをつけてから、現地で子が内見し、その様子を動画配信してもらいました。部屋の様子だったり道路の感じだったり、清掃が行き届いているかといったことも伝わってくるし、手続きも大学生協さんが手伝ってくださってとてもスムーズでした。

司会:そのときに学生はついていきましたか?

鹿毛 梢さん:
はい。男性と女性の学生ボランティアさん2名が条件に合うものを探してくれて、内見には総合人間学部3回生の女性の方が行ってくださいました。電車やバスをどれくらい使うか聞いたところ、「大学と往復だからほぼ使わない」と教えてくださったりして、参考になりました。

糸村 さなえさん:
うちは、開放感があって、窓を開けたときに緑が必ずあるところという条件で部屋を探しました。

糸村 昌大さん:
今は御所の真隣に住んでいます。同志社から歩いて3分くらいの所で、一駅でも離れたら大学に行かなくなりそうで怖かったので、そこに決めました。

司会:お部屋探しや生活用品の準備は、ご家族の方が中心でしたか。それともご本人でしたか。

鹿毛 優光さん:
お部屋探しは、先ほど母が話したように大学生協さんに手伝っていただきました。生活用品は、4月の一番頭に引っ越しが済んでから買い出しに行き、母のアドバイスを聞いて必要なものを揃えました。家族は皆で行ったので、注文して届いたベッドやタンスを父親が組み立ててくれました。

糸村 昌大さん:
部屋探しも生活用品もほとんど、親に任せきりになっていました。実は共通テストが終わってすぐに足首の大けがを負ってしまい、自分で動こうにも動けなかったのでお部屋探しも生活用品の準備も、父に京都まで行ってもらいました。でも、けががなかったとしても、任せきりになっていたかなというふうには思います。

司会:住まいのこだわりはありましたか。

鹿毛 梢さん:
できれば安い方がいいというのと、あとは、とにかく安全性。防犯がしっかりしているところを選びました。

大学生協のサポートは、学生生活の心強い味方

司会:大学生協には学生総合共済という保険があります。ご本人がけがや病気をされたときに保障が出るものです。こちらに加入されたかどうか、また加入された方はどのように学生総合共済をお知りになったか教えてください。

鹿毛 梢さん:
私は1年前に座談会に参加させていただいたとき、皆さんが加入されているということで知りました。

河内 明子さん:
私もカタログがどんと届いたとき、最低限必要なものに入会しました。

司会:大学生協で説明会を実施しておりますが、そこではお聞きになりましたか。

糸村 さなえさん:
当時はコロナだったので、リモートで参加しました。

司会:説明会で印象的だったことはありますか。

糸村 昌大さん:
その年の説明会は、保護者の時間と子どもの時間とで分かれていました。子どもの方では、同志社大学の先輩が、1対1でいろいろ相談に乗ってくれました。例えば沖縄から雪が降る京都に行くので服装はどうしたらいいんだろうとか、履修登録ってどうやるんだろうとか。パソコンや保険の話は難しくて当時はよくわからなかったので、その辺りは親に任せていました。

糸村 さなえさん:
親の時間は、パソコンの説明や保険関係の説明があったと思います。送付されてきたパンフレットは結構な量があって、全部読み切るのはちょっと厳しいかなと思っていたので、動画で簡単に説明してもらえるのは助かりましたね。

司会:学生総合共済に入ろうと思ったきっかけは何でしたか。

鹿毛 梢さん:
本人が何かあったときに、自分で手続きができるのならば入った方がいいという話で、一応全部入りました。

司会:大学生協で勧めている共済や学生賠償責任保険は、学内の生協にご相談に来ていただければ、親御さんを介さず自分で手続きができます。そういった説明をさせていただいたかもしれないですね。

河内 明子さん:
うちは流れで入った記憶があります。まず大学生協に加入し、あとは、コロナで電車通学を避けたかったので自転車の保険。基本プランに入りました。

司会:ありがとうございます。
学生総合共済は医療保険のようなものの他、他人の物を壊してしまったときなどの賠償保険など様々な保障があります。
学生の皆さんにお伺いしますが、大学生協の学生総合共済について、何か思うことがあれば教えてください。

鹿毛 優光さん:
保険はうまく使わないと多くお金が取られてしまうのではないかという勝手なイメージがあるので、大学という絶対的に信頼できる場所で、いつでも相談できるのはすごく安心感があります。

河内 千夏さん:
共済についてまったく知らなかったら、けがをしたときなどは申請まで頭が回わらなくなると思うので、どうしたらいいんだろうといつも思っています。

司会:一人暮らしの学生さんは、親御さんに心配を掛けたくないから、けがをしたり病気になっても親に言わない方が結構いるんですよ。申請してくれたらお金がもらえたのにということもあるようなので、お気軽にご相談ください。

糸村 昌大さん:
学生委員会の2年間で共済について話を聞いた限りでは、給付事例が豊富だと思いました。けがに限らずメンタル的なケアであったり、親知らずの抜歯であったり、「そういうところまでフォローされているんだ」と、良い意味でびっくりしました。制度としては、すごく素晴らしいものだと僕は思っています。

司会:続いて、大学生協が提供しているミールプラン、もしくは大学によってはミールカードといわれているプランについて伺いたいと思います。上限金額内であれば毎日利用しても年間の使用料金が決まった形で使えるというものです。
保護者の方が一人暮らしをされるお子さまについて不安に思われるのは、やはり食事のことというのが、毎年アンケート結果として出てくるんです。

鹿毛 優光さん:
私は1日600円のプランを利用していて、大満足です。だいたいお昼は学食で食べていて、600円あればご飯にお魚と小鉢を付けられて、さらに150円ぐらい余るのでデザートを買って家で食べています。つくるのは朝ご飯と夕ご飯ぐらいなので、かなり助かっています。

河内 千夏さん:
私はミールシステムには加入していないですが、大学生協の食堂を使っています。下宿生だったらより助かるなと思います。

高校・大学で異なるパソコンの使用


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