院生活の中でつかむ、将来へのイメージ

梶原さん:
就職活動や博士進学(D進学)など、進路についてどのように考えていますか。

松山さん:
入試はまだですけど、進学を目指しています。理由としては、今ロケットにのせる機器の一部をつくっているのですが、そのロケットの打ち上げが、卒業した次の年の夏に延期になったんです。先生から打ち上げを見に行く方法が2つあると言われていて、1つ目は就職して有休を取って見に行く、2つ目は進学、と言われました。さらに、進学したらその後の打ち上げ後の解析もできるぞと言われ、これは進学するしかないな、と決めました。M1の夏・秋ぐらいには、もう決めてしまいましたね。


大分大学大学院 工学研究科
工学専攻 M2
楊井 希未さん

楊井さん:
私は就職します。研究室にいるのに満足したというのが理由ですかね。学部3年生のころ、就活もしていたときは、進学を選びましたが、研究室の世界に満足したということもあって、そろそろ社会に出たいという気持ちが強く就職にしました。
コロナ禍の就活の方が移動は少なく助かりましたね。説明会に参加するとなると、だいたい私の場合、大分から福岡に行くことになるので、往復の3時間の移動時間と交通費がかかります。それがなくなったので、就活しやすかったですね。3年生のときに、合同企業説明会を実際に見ていたから、オンラインでも不安がなかったのかなと思います。
あと進学して就活すると、設計職などの専門性を生かした就職を目指しているんだよね、と質問されることが多かったかなと感じました。

佐藤さん:
私は卒業してからは心理士を目指すのですが、試験が卒業してからあるので、それも勉強しながらになります。自分自身は、今やっている施設の心理士や、学校のスクールカウンセラーなど、非常勤の仕事を掛け持ちして生活をしていきたいと思っています。いろいろな現場、福祉や教育、地方など、心理っていろいろなところがあるので、いろいろと経験できるのは良いかなと思っています。ゆくゆくは、子育てに関する施設の運営に携われるような人になりたいなと、思い描いているところです。

梶原さん:
ありがとうございます。M2の皆さんは、進路をある程度は固めているようですね。
M1のお二人はどうですか。

矢間さん:
そうですね、まだ決まっていませんが、進学はあまり考えていないですね。自分はまちづくりや都市計画関係に関わる仕事、他に協同組合関係などを見てみたいと思っています。インターンは、自分の知らない業界を見ることのできるチャンスでもあるので、いろいろ幅広く見ようかと思っています。
だから、今から頑張らないといけないのですが、学部時代に1回就活を経験しているので、合同企業説明会や面接のイメージ、緊張感、そういうものを知っているだけでも全然違うのかなと思っています。もちろん院へ進学すると決めている学部生であれば、勉強した方が良いと思いますが、迷っている人は、就活を経験しておくと将来的にはメリットが大きいのではないかなと思いました。

加藤さん:
私もはっきり決まっていませんが、博士課程には行かないかなと思っています。就職を考えていますが、これだという業界が決まっているわけでもなく、教育学や特別支援教育、障害者関係の知識を生かせるような仕事に就けると良いのかなと思いつつ、どういう仕事が自分に合っているのか探しているところです。
できれば一般企業で、障害者雇用など皆さんに障害についてのお話ができるような職業に就けたらというのは思っていますが、全然決まっていないですね。
学部生のときは教育学部だったので、教員になる人が多く、その中での就活は大変でした。学部3年生のとき、教育実習が小・中とあったので、夏休みも冬休みも春休みも、ほとんどなかったんです。だからみんながインターンに行く時期に、私は教育実習と、その事前指導、事後指導があり、上手くできませんでした。だから、もう失敗しないように、今から準備していきたいとは思っていますし、インターンも学部3年生のときに行けなかった分、今年は行きたいと思っています。