知と経験のバトン〜大学生にすすめる「はじめの一冊」〜
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▼知と経験のバトン〜大学生にすすめる「はじめの一冊」〜
大学出版会3社の皆様からは選りすぐりの「知」の入り口となる本をご紹介いただきました。専門以外の分野にも興味が広がったとき、ここにおすすめする15冊がアナタを新しい「知」の世界へ導いてくれるかもしれません。
■協力(五十音順):京都大学学術出版会・慶應義塾大学出版会・東京大学出版会
鈴木哲也
『学術書を読む』
京都大学学術出版会 定価1,650円(税込)購入はこちら > これから本格的に専門書を読む大学生の「たくさんある本の中から、何をどう選んで読めばいいの?」というお悩み解決の手掛かりに! 読む意味や本を選ぶ技、書く力・伝える力を鍛えるための読書を実践的に考えます。新たな知の世界への第一歩におすすめの一冊です。姉妹本に『学術書を書く』もあります。
(京都大学学術出版会 営業室 藤堂美香)
研究ステップ編集委員会
『先輩、研究ってどうやるんですか』
京都大学学術出版会 定価1,980円(税込)購入はこちら >「研究ってどうやるの?」「まず何からすればいいのかわからない…」そんなこれから研究を始めるあなたへの研究ガイドブックです。「計画→実験→発表」という研究のプロセス全24ステップを疑似体験しながら学べ、分野を問わずに活用できます。豊富な例題・実践問題(解答例・解説)も付いています。
(京都大学学術出版会 営業室 藤堂美香)
猪原敬介
『読書効果の科学』
京都大学学術出版会 定価3,300円(税込)購入はこちら > 本の読みすぎは良くない?! 読書効果をめぐる最先端の学術成果をまとめた一冊。言語力・人格・健康・学力・収入に、読書がどのような効果をもたらすのかを検証し、穏やかで不器用な「読書の力」をありのままに描き出す。読書の力をうまく利用するための3つの原則も提案。本好きの方、本が苦手な方、すべての人に送る処方箋。
(京都大学学術出版会 編集室 N)
東京大学教養学部英語部会=編
『東大英語リーディング
多元化する世界を英語で読む』
東京大学出版会 定価2,090円(税込)購入はこちら > 話せる力、聞くことができる力よりも、まず読める力を身につけるために。人文書から科学論文まで、いまを生きる大学生に触れてほしいテーマと英語の質にこだわった、東京大学教養学部の必修リーディング教科書。英語「を」ではなく英語「で」読み、ディスカッションに誘う注でナビゲートする。
(東京大学出版会 営業局 足立 佑)
ランディ・オルソン〈坪子 理美=訳〉
『なぜ科学はストーリーを
必要としているのか
―― ハリウッドに学んだ伝える技術』
慶應義塾大学出版会 定価3,080円(税込)購入はこちら > 講義やゼミを通じて人前で発表する機会が増え、「他者へ伝えること」があまり得意ではないと感じている方も多いかもしれません。伝え方には「型」があり、「ストーリー」の力を借りることで、その技術を磨くことができます。大学教授であり脚本家でもある著者の「ストーリー」を楽しみながら「伝える技術」を学べる一冊です。
(慶應義塾大学出版会 編集部 M)
髙木佐保
『ネコはここまで考えている
動物心理学から読み解く心の進化』
慶應義塾大学出版会 定価2,200円(税込)購入はこちら > 猫好きが高じて、気がつけば「ネコ心理学者」になっていたという人がいます。その人、髙木佐保さんは「言葉をもたない動物は何を考えているのか」を解明すべく実験を試行錯誤し、画期的な発見を世界に発表しました。国内外で注目を浴びる気鋭の猫研究です。ユニークな実験と可愛い猫たちが満載の一冊で癒されてください。
(慶應義塾大学出版会 編集部 K)
佐藤成祥
『密かにヒメイカ』
京都大学学術出版会 定価2,420円(税込)購入はこちら > 研究は思うようにいかない。だから面白い! とくに動物好きでもなかった著者が、流れ流れてヒメイカに出会い、挫折と絶望を繰り返しながら研究者になった。なぜ小さい雄がモテる? メスが気に入らないオスの精子を捨てている? 墨はどうやって敵を幻惑する? 世界で一番小さなイカが巻き起こす痛快無比な研究記。
(京都大学学術出版会 編集室 N)
東京大学身体運動科学研究室=編
『身体運動・健康科学ベーシック』
東京大学出版会 定価2,200円(税込)購入はこちら > 東大発「科学としての体育」テキストの決定版。身体の仕組み、スポーツ栄養学、心理学、バイオメカニクスなどの理論や、生活習慣病や熱中症などを予防するための健康と運動の関係、そして筋力や持久力を高めるトレーニング法など、基礎から実践までをていねいに解説。
(東京大学出版会 営業局 足立 佑)
稲村哲也・山極壽一・清水 展・阿部健一 編
『レジリエンス人類史』
京都大学学術出版会 定価2,750円(税込)購入はこちら > 戦争・感染症・災害など大きな転換の時代に、「危機を生き抜く知」であるレジリエンスから700万年の人類史を振り返ります。様々な分野から人類の進化と社会の変遷を見直すことで、多角的・包括的にヒトの特性を捉え、これからの社会と生き方を考えます。今、何ができるのか? 他の分野にも目を向けて考えてみて下さい。
(京都大学学術出版会 営業室 藤堂美香)
川添 愛
『言語学バーリ・トゥード』
東京大学出版会 定価1,870円(税込)購入はこちら > ラッシャー木村の「こんばんは」に、なぜファンはズッコケたのか。ユーミンの名曲を、なぜ「恋人はサンタクロース」と勘違いしてしまうのか。日常にある話題を、言語学者がマジメに分析してみるとそこには新たな世界が待ち受ける。ユーモアあふれる巧みな文章で綴る言語学エッセイ。
(東京大学出版会 営業局 足立 佑)
川添 愛
『言語学バーリ・トゥード Round 2』
東京大学出版会 定価1,870円(税込)購入はこちら > レイザーラモンRGの「あるあるネタ」はどうしておもしろいのか。「飾りじゃないのよ涙は」という倒置はなぜ印象的なのか。アントニオ猪木の名言から「接頭辞BLUES」まで縦横無尽に飛び回りながら、日常にある言語学のトピックを拾い出す。抱腹絶倒の言語学的総合格闘技!
(東京大学出版会 営業局 足立 佑)
小林康夫、船曳建夫 編
『知の技法』
東京大学出版会 定価1,650円(税込)購入はこちら > 根源的な「学びの意味」「知の歓び」を開く、東大駒場発「自由の技法」の手引き。
東大教養学部文系1年生向けのテキストとして生まれ、社会にも通用する技術としての教養(論文の書き方、発表の仕方、資料の集め方、調査法など)と、気鋭の研究者たちが体現する学問の魅力を伝え、多くの一般読者にも愛されてきたリベラルアーツの究極のガイド。
(東京大学出版会 営業局 足立 佑)
戸田剛文 編
『今からはじめる哲学入門』
京都大学学術出版会 定価1,980円(税込)購入はこちら > 哲学と聞くと「哲学って何?」「役に立つの?」「なんだか難しそう…」と思う人も多いのでは? しかし哲学することは特別な行為ではありません。実は生活の中に哲学は隠れており、哲学が扱うものはどれも身近な問題ばかりです。カント曰く「哲学は学べない」、だからこそ自分なりに考え、哲学するきっかけの一冊として。
(京都大学学術出版会 営業室 藤堂美香)
野矢茂樹
『論理学』
東京大学出版会 定価2,860円(税込)購入はこちら > 現代論理学という知の風景へ誘う、対話形式に基づいた入門書。初心者の素朴な疑問と驚きに満ちた、不思議の国への旅だち。豊富な問題・論題を設け、説き明かすことよりも、読者への問いかけを意図。30年以上読み継がれている論理学入門の決定版。
(東京大学出版会 営業局 足立 佑)
星田淳也
『働くならこれだけは
知っとけ! 労働法』
慶應義塾大学出版会 定価1,980円(税込)購入はこちら > これからアルバイトを始める方も多いと思いますが、働くうえで労働法に関する知識がないと大きな損をすることがあります。「法律とは何か」「労働法がなぜ必要になるのか」からはじまり、現実の労働の場面で起きるたいていの問題に対処できるようになるよう、丁寧に労働法の基本を解説しています。
(慶應義塾大学出版会 営業部 F)
大学生のみなさんへ
- 大学生活では自分を保ち続ける術を身につけることも大事です。勉強やバイトを頑張れるのは、趣味や人の支え、ペットの癒しのおかげだったりします。その「支え」の部分も大事に開拓していってください。
(慶應義塾大学出版会 編集部 K)
- 大学の「勉強」は高校までの勉強と様変わりします。自分で興味を持つ「もの」や「こと」が勉強の対象になっていきます。大きくアンテナを張り関心領域を広げていってください。そのきっかけの一つとして本を有効に活用しましょう。
(東京大学出版会 営業局 足立 佑)
- 新年度が始まりますが、新しい学びや人との出会い、様々な経験を大切にし、より充実した大学生活を送って下さい。本との出会いや、本を通じて広がる世界を楽しみながら、豊かな時間を過ごしてほしいと思います。
(京都大学学術出版会 営業室 藤堂美香)
知と経験のバトン〜大学生にすすめる「はじめの一冊」〜
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