座・対談「インタビュアーによる 東 直子さん著書紹介」

 

  • 『短歌の詰め合わせ』
    アリス館/本体1,200円+税
    読んでみる、作ってみる、歴史や「歌会」に触れてみる。短歌のいろんな部分と、素敵な短歌と、短歌一首ごとの可愛いイラストを詰め合わせた、宝箱のようなアソートブック。
     
  • 『春原さんのリコーダー』
    ちくま文庫/本体700円+税
    夜が明けてやはり淋しい春の野をふたり歩いてゆくはずでした
    あなたの世界はやわらかだけど、手渡される唐突さに慄いてしまう。優しくてときどき怖い、第一歌集。
     
  • 『青卵』
    ちくま文庫/本体780円+税
    雲を見て飲むあついお茶 わたしたちなんにも持たずここに来ちゃった
    夢のような手触りなのに、比喩ではない本当のことだと分かってしまう。沁みいるような第二歌集。
     
  • 『短歌タイムカプセル』
    書肆侃侃房/本体1,500円+税
    「読む」から短歌を知りたい人におすすめの一冊。戦後から現代まで115 人の20 首と1 首鑑賞を収録したアンソロジーです。好きな歌人を見つけることが短歌を知る近道かも。
     
  • 『短歌の不思議』
    ふらんす堂/本体1,800円+税
    「作る」から短歌を知りたい人におすすめの一冊。「細部を描く」、「余韻を残す」などの作歌技術を、実例となる短歌を紹介しながら解説します。穴埋め短歌の演習問題付き。
     
  • 『薬屋のタバサ』
    新潮文庫/本体520円+税
    あれは虹でしたか薬屋の奥の庭にこどものあなたいました
    この歌で、なにが虹に見えたのか、あなたはどんな人なのか。小説として短歌に再会する、不思議でこころよい味わい。
     
  • 『七つ空、二つ水』
    キノブックス/本体1,600円+税
    2009 年から2014 年まで、72ヶ月分の短歌入りエッセイを収録。春は花の話題が多いけど、好きなのかな。あの春、自分は何をしてたっけ……記憶がやさしく揺らされる読み心地。
     
  • 『甘い水』
    リトル・モア/本体1,600円+税
    甘い水をとりまく16 の物語は、繋がっているのかもしれないし、いないのかもしれない。昨日の雨と、このソーダと、いつか泳ぐプールが、循環しながらも別の水であるように。
 
P r o f i l e

東 直子(ひがし・なおこ)
歌人、作家。「草かんむりの訪問者」で第7 回歌壇賞、小説『いとの森の家』(ポプラ社)で第31 回坪田譲治文学賞を受賞。「東京新聞」「公募ガイド」等の選歌欄の選者。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』(ともにちくま文庫)、『十階』(ふらんす堂)ほか。小説に『とりつくしま』(ちくま文庫)ほか。評論集に『短歌の不思議』(ふらんす堂)等、著書多数。最新刊は『短歌の詰め合わせ』(アリス館)。
 

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