オンライン座談会
「インタビュアーによる 森見 登美彦さん著書紹介」

 

  • 森見登美彦<上田誠=原案>
    『四畳半タイムマシンブルース』
    角川書店/本体1,500円+税
    コロナウィルスで部屋に閉じ込められ鬱屈している大学生諸君、本書はその鬱屈を吹き飛ばすであろう、風を切るように軽妙な作品である。ただし、最も重要なのは「サマータイムマシン・ブルース」という原案の存在である。(倉本)
     
  • 森見登美彦
    『四畳半神話大系』
    角川文庫/本体680円+税
    退屈極まりない大学生活を送っていると思いなしている大学生諸君、君たちのその代わり映えのない日常はたとえ社会的には意味がなくとも、なお、肯定しうるのである。それはその不可能性故のことである。(倉本)
     
  • 森見登美彦・四畳半神話研究会
    『四畳半神話大系公式読本』
    太田出版/本体1,300円+税
    『四畳半神話大系』を好きだと思ってしまった諸君、アニメ化しているからそちらも見給え。背景を知るために本書に手を伸ばし給え。作品を享受することの喜びは、作品の内側だけでなく、作品の外側にもあるのだ。(倉本)
     
  • 森見登美彦
    『太陽と乙女』
    新潮文庫/本体850円+税
    エッセイは作者の目に映る風景がきりとられ文字化されたものであり、熱心な読者にとっては作者の頭を覗き見できることほど面白いものはない。森見登美彦を形作ったモノコトが見える一冊。四畳半から京都の街歩きまで。(末永)
     
  • 森見登美彦
    『熱帯』
    文藝春秋/本体1,700円+税
    読書会で話題となった「熱帯」という名の本で誰もその本を最後まで読んだ人はいない、その謎の本をめぐる話で、文章の構造や話の展開が特殊で、特に前半と後半の変化がすごく読みごたえがあります!(古山)
     
  • 森見登美彦
    『四畳半王国見聞録』
    新潮文庫/本体520円+税
    四畳半に魅入られた愛すべき阿呆学生たちの物語集。お馴染みの面々も多数登場し、森見作品の阿呆学生好きにはたまらない一作。様々な場で発表された文章が集まっており、一編一編の個性を楽しめるのも嬉しい。(徳岡)
     
  • 森見登美彦
    『恋文の技術』
    ポプラ文庫/本体620円+税
    京都に住んでいた守田一郎が研究生活のため飛ばされた能登半島から、“恋文の技術”を確立すべく友人たちと始めた文通。往復書簡ならぬ一方通行の手紙だけで進む物語。抱腹絶倒すること、ゆめゆめうたがうことなかれ。(畠中)
     
  • 森見登美彦
    『太陽の塔』
    新潮文庫/本体490円+税
    大学生シリーズの原点。年の暮れ、X dayに振られた主人公は、悪友とさえない生活を送りながら元恋人(?)をストーカーさながらに観察する。ある日彼は迫りくる脅威に気が付くが…腐った大学生活になぜこんなに憧れるのでしょう?(岩田)
     
  • 森見登美彦
    『新釈 走れメロス  他四篇』
    角川文庫/本体520円+税
    「走れメロス」や「山月記」など誰もが知る名作が京都の舞台で繰り広げられるます。「何かが違う」でもその違和感が面白い!と思える、不朽の名作が見事に換骨奪胎された作品となっています!(古山)
     
  • 森見登美彦
    『聖なる怠け者の冒険』
    朝日文庫/本体640円+税
    良いタイトルは、それだけで読者の足を止める。そして夏の宵にぽんぽこと誘われるのだ。お祭り騒ぎの京都を東奔西走七転八倒かけまわる、愛すべき「聖なる怠け者の冒険」の姿をとくとご覧あれ。(末永)
     
  • 森見登美彦
    『夜は短し歩けよ乙女』
    角川文庫/本体560円+税
    京都×大学生×阿呆の真骨頂。初夏の夜の街、夏の古本市、秋の学園祭、風荒む冬に、「私」と黒髪の乙女を中心に起こるちょっぴり不思議で可笑しな出来事を垣間見ませんか? 森見作品最初の一冊におすすめです!(畠中)
     
  • 森見登美彦
    『ペンギン・ハイウェイ』
    角川文庫/本体640円+税
    なぜ町中にペンギンが? お姉さんは何者? 「海」とは一体? この小説は不思議に満ち溢れ、読んでいくとさらに謎が謎を呼びます。好奇心に満ち溢れ、大人の理論に懐疑的な「なんでだろう?」の心を思い出させてくれる青春の一冊。(岩田)
     
  • 森見登美彦
    『美女と竹林』
    光文社文庫/本体571円+税
    作家森見登美彦氏が、「多角的経営」を志し、竹林経営に乗り出す!? あるときは盟友明石氏たちと竹林伐採へ、あるときは机上の竹林の妄想へ。文章を楽しんでいる内にいつの間にかあなたも竹林に魅了されているはず。(徳岡)
     
 
P r o f i l e

ⓒ迫田真実/KADOKAWA

森見登美彦(もりみ・とみひこ)
1979年奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。小説家。
2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』(角川書店)で山本周五郎賞、10年『ペンギン・ハイウェイ』(角川書店)で日本SF大賞を受賞。

主な著書に『四畳半神話大系』(角川文庫)、『有頂天家族』(幻冬舎文庫)、『夜行』(小学館文庫)、『熱帯』(文藝春秋)など多数。
 
 

森見登美彦さん プロフィール サイン本プレゼント

「座・対談」記事一覧


ご意見・ご感想はこちらから

*本サイト記事・写真・イラストの無断転載を禁じます。

ページの先頭へ