オンライン座談会
「インタビュアーによる 町田 そのこさん著書紹介」
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町田そのこ
『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』
新潮文庫/定価693円(税込)
「生きるってなんだ?」水槽のような小さな町を中心に繰り広げられる、海よりしょっぱい、愛情の5作品。町田さんの描く強い女性に元気がもらえる、『52ヘルツのクジラたち』のきっかけになった注目のデビュー作です。(木村)
町田そのこ
『52ヘルツのクジラたち』
中央公論新社/定価1,760円(税込)
他のクジラが聞き取れない周波数、52Hzで鳴くクジラは、仲間になんにも伝えることができない、世界で一番孤独なクジラ……家族のために自分を犠牲にしてきた主人公・貴瑚、母親に虐待される少年「ムシ」をはじめ、他人には見えない様々な苦しみや孤独とともに生きる人々たちの、明日を生きるための物語。(岩田)
町田そのこ
『コンビニ兄弟』
新潮文庫nex/定価737円(税込)
魔性のフェロモンをふりまく志波さんが店長のコンビニへやってくるのは、超個性的なお客ばかり。とあるコンビニを舞台に繰り広げられる、町田さんの作品の中でも明るくほのぼのとした要素が強く、心温まる一冊。(畠中)
町田そのこ
『ぎょらん』
新潮社/定価1,815円(税込)
「死者が最後に残す赤い珠。それがもたらすのは救いか悲しみか」そんな謳い文句で紹介される本書は悲しくも美しい。ぎょらんを噛み潰すと、死者の最後の願いが見えるという。タブーに踏み入る可能性があるからこそ悲しみも美しさも現れる。(内田)
町田そのこ
『うつくしが丘の不幸の家』
東京創元社/定価1,760円(税込)
一つの家に入れ替わり住む家族の話。「ここは、不幸の家と呼ばれているのよ。」そう言われても、自分の幸不幸を、他人が決めるの?自分にとって、幸せとは何だろうと考えさせられる、長編のような短編集。(品田)
P r o f i l e
©中央公論新社
町田そのこ(まちだ・そのこ)
1980年生まれ。福岡県在住。「カメルーンの青い魚」で、第十五回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。2017年に同作を含む『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』(新潮社)でデビュー。2020年発売の『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)は、『王様のブランチ』BOOK大賞2020受賞、読書メーター OF THE YEAR 2020および2021年本屋大賞でともに第1位に選ばれる。
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その他の著書に『ぎょらん』『コンビニ兄弟—テンダネス門司港こがね村店—』(新潮社)、『うつくしが丘の不幸の家』(東京創元社)がある。
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