通う姿をイメージして、オープンキャンパスへ

神谷さん:
オープンキャンパスについて質問です。僕の周りは、例えばMARCHだとか早稲田だとか東大などのオープンキャンパスに行く人が多いです。でも美大にも興味を持っていて、美大一本の人は、最初から行こうと決めていることが多いようですが、今からでも合格できるものなのか聞いてみたいです。

叶田さん(司会):
私の友達が多摩美術大学に行っています。友達はそんなに前々から準備していませんでした。テニス部だったし、絵が好きだという話も聞いたことがなくて、高2の後半から突然目指し始めた感じだったので、遅すぎることはないと思います。
ただ、私の知り合いの美術の先生は、2年浪人したとおっしゃっていました。浪人している間もずっと美大専門の予備校で絵を描いていたらしいので、もしかしたら厳しい道なのかもしれませんね。
なので、人それぞれだとは思いますが、今からやれば遅すぎることはないと思うので、芸術系の予備校の話を聞きに行ったりとか、オープンキャンパスとかに顔を出してみた方がいいんじゃないかなと私なら思います。

水江さん:
私は明日オープンキャンパスに行くんですが、何を気にして見ておくといいでしょうか。

田島さん:
何より校舎の雰囲気とか、駅から大学までの街の雰囲気とか、行ってみないとわからないことを見ておくと良いです。自分が大学生になったときのことを想像できるので。
入試の方法や大学の紹介はホームページに載っていることも多いので、むしろそれ以外の部分を見てきて欲しいなと思います。大学によっては、部活の紹介などもあるんじゃないでしょうか。サークルとか部活とか、授業以外の活動もわかると思います。

叶田さん(司会):
私もオープンキャンパスへ行って志望校を決めました。オープンキャンパスへ行くまでは、早稲田は絶対受かりもしない、早稲田なんて嫌だとか思っていたんですが、行ってみたらころっと意見が変わりました。実際に見るとまたイメージが変わるので、楽しんできてください。

西室さん:
オープンキャンパスももちろん良いですが、学園祭に行くと学校の雰囲気がわかるかなと思います。

受験勉強以外の過ごし方

野口さん:
大学生の皆さんは、高校時代に、遊んだり、勉強以外のこともされていましたか。

叶田さん(司会):
私は普通に遊んでいました。遊んでいたといっても、マックとかへ行っていただけなんですけどね。

西室さん:
私も遊んでいました。部活は入っていませんでしたが、ジャニーズが好きだったので、山梨から東京へもよく遊びに行っていました。あと、ディズニーも好きなので、結構頻繁に行っていました。高校生のうちに遊んでおいた方がいいです。私ももっといろいろやりたかったなと思うことがたくさんあるので、ぜひ、今のうちに遊んでください。

水江さん:
皆さんはどんな趣味をお持ちですか。

叶田さん(司会):
私はスニーカーです。ナイキのスニーカーが大好きで。あと、西室さんとしょっちゅう渋谷のボウリング場に行っています。

西室さん:
私は今度、ユニバに行くんです。だから『ハリーポッター』を観始めて、今はまっています。一昨日ぐらいから1作目を見始めて、5作目まで見終わりました。なので、この調子で見ていきたいなと思います。

田島さん:
僕は、飛行機を見るのが好きです。大学生になってわりと時間があるので、休暇に遠くの飛行場へ出掛けたりしています。

久保さん:
私は、あまり大声で言うことじゃないかもしれないけれど、下着が好きで。最近、バイトに受かって、全然接客をしたことないのに、必死にかわいらしい声で「いらっしゃいませ」みたいな、やり始めました。

高校までと大きく変わる、大学での生活

神谷さん:
一人暮らしについてお聞きしたいです。一人暮らしを始めて、何か変わったことはありますか。

西室さん:
私は山梨県から上京してきています。私は大学の合否が出たのが結構遅かったんです。それから家探しをしたので、とても大変でした。
時間も限られていたし、探すのも苦労したので、もしできるのであれば、第一志望だけではなくて併願先も併せて、早めに行きたい大学のそばの下調べをしておくといいかなと思っています。
大学寮についてのパンフレットもインターネットで探して読んでいたんですけど、生協でもそういった資料が手に入ります。

千代丸さん:
自分は鹿児島から上京してきました。自分の兄も早稲田の理工学部に通っているんですが、その兄が、合格してから部屋を探すのがすごく大変だったという経験をもとに、高校3年生の夏の時点で東京大学の近くの学生マンションを探して押さえていました。合否がわかっていない状態でも仮押さえできました。もし合格だったら入居できて、不合格だった場合もキャンセル料は出ないという物件があります。今、大学から徒歩10分圏内ぐらいに住んでいて、まさにその物件です。
引っ越してから変わったこととしては、家事を全部自分ですることになるので、実家から通っている人たちがすごくうらやましいです。自分はもともと料理をする方なので大丈夫ではあるんですけど、食事を作るのもすごく大変。朝起きてから、ご飯食べて、掃除して洗濯してとなると、かなり大変です。
自立してから自分の親のありがたみがとてもわかるようになって、よく感謝をするようになりましたね。

廣江さん:
上京してきてびっくりしたこととかありましたか。

久保さん:
田舎と比べて電車が多い。人身事故もすごく多い。私の高校は長崎だったんですが、すごくのどかで、JRなんて2両、多くて3両とか。だから10両は長いと思うし、便利ですよね。

田島さん:
僕は岐阜出身で、岐阜は田舎だと思われているんですけど、実はそんなことはなくて、電車も15分に1本は速いのが来て、その間に普通の電車が1本来る感じです。
名古屋まで20分で、名古屋の予備校にも通っていたので、これといってびっくりするということはなかったんです。ただ、東京の大学生にはびっくりしました。東海圏は車社会なんですよ。だから、親の車がないと全然移動できないし、何もできない。でも東京だと、大学生はみんな電車でどこかへ行くし、わりと夜も遅いじゃないですか。いろんな概念がすごく自由なんだなと思いました。

廣江さん:
僕はバイトで大学生と一緒になることが多いのですが、理系の学部へ通っている先輩から、「理系は大変だから、絶対に来ない方がいいよ」とよく言われます。その辺はどうでしたか。

大野さん:
実際、大変だと思います。勉強をして当たり前みたいな雰囲気ですね。ただ、エンジニアなどになる理系は文系よりも就職が楽といわれています。就活や就職後の大変さを大学生活のうちにちょっと背負うことになるかもしれないけれど、トータルのコスパでいったら、全然悪くないと僕は思います。
総合大学だったら文系と同じようにサークルを楽しんだり、もちろんバイトもできるので、ちゃんと大学生活も楽しめると思います。

水江さん:
大学のサークルには入っていますか。

田島さん:
僕は合唱サークルに入っています。東京大学の一番歴史が長い「白ばら会合唱団」という合唱団で、お茶の水女子大学と東京大学のインカレのサークルです。そこで代表をしていています。あとは「合格サプリ」。インカレのサークルで、たくさんの大学生と関わる機会があります。
大学の講義は大人数で、なかなか仲良くなるということがないので、こうやってサークルみたいなものに入って、友達をつくっていく人が多いと思います。

大野さん:
僕はインカレの軽音楽のサークルに入っています。サークルに入ると、他の学科の人と交流を持てたり、同じ学科の先輩に定期テストの過去問をもらえたりみたいなこともあったりするので、入っておく方がいいと僕は思います。
大学は高校よりもいろんな人が集まって来るので、幅広い友達をつくった方が楽しめると思います。


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