管理栄養士 谷口輝美さん
こんにちは、管理栄養士のタニグチです。
不足しがちな栄養素シリーズ第2弾は「ミネラル」です。
ミネラルとは、身体に微量に存在する栄養素です。身体の調整役として、身体の構成材料として、代謝などに関わる酵素の構成成分として、さまざまなはたらきをしています。体の中で合成ができないため、食べ物から摂取することが必要です。
身体に必要なミネラルは13種類あります。1日に必要な量が100mg以上のミネラルを「多量ミネラル」、100mg未満のものを「微量ミネラル」と分類しています。
カルシウムは体重の1~2%含まれており、体の中に最も多く存在するミネラルです。その99%は骨と歯に含まれています。
骨量(骨全体に含まれるカルシウムなどのミネラルの量)は、ほぼ20歳までにもっとも多くなります。その後、加齢とともに徐々に減少してしまいます。ですので、大学生の時期が強くて元気な骨をつくることができる最後の期間なんです。
では、ミネラルの中でもみなさまになじみがありそうなカルシウムの話を少し。
令和4年度に実施された調査の結果では、どの年代でもカルシウムが不足していました。特に大学生の年代(20~29歳)では、推奨量の6割弱しか摂取できていないという結果に。ひどい。
効率的にカルシウムを摂取するのには牛乳や乳製品が最適です。牛乳・乳製品を中心に、小魚、海藻、豆類、野菜など、いろいろな食品からカルシウムを摂れたらいいですね🐄🐠
第12話(準備中)