管理栄養士タニグチのひとりごと~健康と栄養のはなし~

第13話 歯の健康は全身の健康①


管理栄養士 谷口輝美さん

こんにちは、管理栄養士のタニグチです。

毎回のお食事、おいしく召し上がっていますか?元気においしく食事が食べられる理由の一つとして、今回のテーマである「」がめちゃくちゃ関わっています。毎年6月4日から10日までは「歯と口の健康週間」なんですって。たまには歯について、ちょっと考えてみましょうか🦷

当たり前にありすぎて、歯の役割って、あんまり考えたことないと思います。

食べ物を細かく噛み砕いて消化しやすくする役割はもちろん、食事をする=食べ物を噛むことで、唾液の分泌を促進し、食べ物が消化されやすくなります。

このほかにも、会話をする上での発音にもかかわっていますし、表情をつくるのにも歯は重要なんです(歯がないおじいちゃんおばあちゃんを想像していただくとわかりやすいですね)。🦷

食べ物を噛むだけではなく、いろんな役割がある歯。人の体の中で一番硬い部分で、主にカルシウムでできています。カルシウムの歯への吸収を促すのにはビタミン類が、歯の強化にはマグネシウムや亜鉛が必要です。歯の根元をカバーしている歯肉には、コラーゲンがたくさん含まれていますが、このコラーゲンの形成にはビタミンCやビタミンB群が必要になります。

このように、歯の健康を保つためにはいろいろな種類の栄養素が必要なので、歯の健康のためにバランスの良い食事をとりましょうと言われる所以になります。カルシウムだけ摂っていてもだめなんですよね。

次回は、歯の健康のためにはどのようなことが必要なのか、お話ししたいと思います。


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