管理栄養士 谷口輝美さん
こんにちは、管理栄養士のタニグチです。
歯のお話の続きです。歯の役割と、歯は何でできているかをお伝えしました。
食事はもちろん、生活するうえでとっても大事な歯。健康でいるためにはどんなことが必要なのでしょうか。
まずは栄養の観点から。
前回お伝えしたように、歯の健康にはいろんな栄養素が必要です。なので、言ってしまえばバランスのよい食事をとりましょう!ということなのですが、特に重要な4つをお伝えしたいと思います。
また、長時間かけてだらだらと食事をすると、虫歯が進行しやすい口内環境をつくってしまうため、気を付けましょう。特に甘いもの。
あとはやはり、きちんと口腔ケアをすることと、定期的な歯科検診が重要。毎日しっかり、1回あたり3分はかけて歯磨きをして、最低でも半年に1回程度は検診に行きましょう。
…私事で恥ずかしいお話になりますが、私の父は歯にとって最悪の生活を続けていました。だらだら甘いものを食べ、歯磨きもロクにせず、虫歯になってもそのまま放置。その結果、まだ60代なのに現在ほとんどの歯が残っておらず、好きなものが食べられなくて大変困っています。自業自得でしかないですね。ほんとに。
歯って体の一部で、なくなることってあまり想像しないと思うのですが、食事をうまく噛んで食べられないということは、肉体的にも精神的にもかなり辛いことで、QOL(生活の質)がものすごく下がってしまいます。歯の健康は、全身の健康につながるのです。
普段の食生活、歯磨きの習慣はもちろん、定期的に通院し、歯の状態を確認しておくことをおすすめします。