全国区組合員保護者座談会(2024年開催)
受験において子どもに任せることと「親のサポート」とは……。

最近の入学手続きの実態

司会:入学手続きをオンラインでやる大学も増えてきていますが、以前は郵便局や銀行へ行くなど、親が走り回るケースも多かったようです。皆さんの入学手続きはスムーズにいきましたか。

古川さん:
入学手続きの案内を確認しながら、ウェブサイトから夫と息子が手続きをしました。「スムーズにできた?」と聞くと、「四苦八苦しながらやった」と言っていました。

𡈽田さん:
早稲田大学は入学金を他の学部に転用できるのが便利ですが、手続きがややこしかったです。結局6学部受けたのですが、締め切りまで2時間しかない中、入学金の振り替えがその日のうちに必要で、おまけに奨学金の申し込みもあり大変でした。本人のIDでログインした合格通知の画面からしか振込用紙が出せなくて、振込用紙が別の学部のものだったり、手続き後に大学から「違う学部の手続きをなさっていますけど大丈夫ですか?」と電話があったり。一度失敗しているからこそ、「今年は絶対に間違えないように」と気持ちを強く持っていたのでなんとかできましたが、スレスレでした。

小林さん:
手続きはスムーズではありませんでした。分厚い冊子が届き、それに沿って第一次振り込み、第二次振り込みと計2回手続きをする必要がありました。振り込みのときに合格番号と学部番号のバーコードを貼っていないと受け付けられないのですが、夫から「バーコードがなかったから今日はできなかった」と連絡が来たりしました。冊子が複雑で、入学式を迎えるまでは本当に手続きができたのかハラハラしていました。

遠方での部屋の探し方

司会:お子さまの部屋の探し方と決め手を教えてください。

古川さん:
探し方が分からなかったのでインターネットで検索して、大学生協のホームページを見つけ、資料請求をしました。資料で事前予約や合格発表後に住まい相談会があることを知りました。「発表後にも住まいは十分にあるので急がなくて大丈夫」と書いてあり、受験に集中してほしかったので部屋探しの話はせず、合格発表の翌日の住まい相談会に参加しました。「交通機関を使わずに歩いて行きたい」と言っていたので、大学からの近さを一番の条件に探してもらいました。事前予約やオンラインもあると教えていただきましたが、雰囲気が分かるので実際に行くのが一番です。

小林さん:
うちも合格発表後に探しました。「オートロックで駅に近い」という条件では全然見つからず。夫と娘が二人で現地に行ったのですが、大学の最寄りから1駅離れた駅近のアパートしかなくて、そこを押さえました。新築のきれいなアパートでしたが、家賃が割高で、街灯がなくて夜が怖いというので1年で出ました。大きい駅の近くに住み直し、古いマンションですが駅まで徒歩3~4分くらいの距離で、今のところは満足しているようです。部屋探しで事前予約はまったく考えていませんでした。土地勘がない分、歩いてみないと分からないこともあります。実際に行って不動産屋から「こちら側の通りは安全だけど、駅の反対側はおすすめしない」などの話が聞けて良かったです。

古川さん:
うちは事前予約をしたのですが別の方の仮押さえとなっていました。結果的にその方が不合格でキャンセルになり、今はそこに住んでいます。

小林さん:
奪い合いですよね。うちも「仮押さえが入ったのでごめんなさい」と言われたり、「もう一人希望者がいるので、今決めてもらわないと別の方になります」と言われたりしました。

古川さん:
説明会を聞いているけど、おそらく同じ情報が共有されているので、今この瞬間に誰かが決めたらどうしようという心配がありました。

パソコンの購入先と決め手

司会:パソコンについて伺います。パソコンはいつ・どこで購入されましたか。

古川さん:
どんなパソコンを選んだらいいか分からなかったのですが、住まい相談会のときに展示してあったパソコンを見て大学生協で購入しました。4年間保証や、修理のときの代替機の無料貸し出し、セットアップ講座などもあり、親として安心だと思ったのが決め手です。しかもパソコン・タブレット・複合機の3点セットがあり、それを購入しました。紙媒体も使うのであったほうがいいと言われましたが、活用しているかは分からないです。

𡈽田さん:
入学ガイダンスで息子の横の席の方がいろいろと教えてくれたそうで、一緒に大学生協でパソコンを購入していました。

小林さん:
家探しの日に、大学で開催されていた大学生協の説明会で勧められて、その日のうちに夫が購入手続きをしました。娘はスマホを何度も壊した過去があるので、4年間保証と代替機の無料貸し出しサービスが決め手でした。大学の学部から「これを買ってください」と指定があったので、機種に悩むことはなかったです。

司会:皆さんが購入したパソコンは、MacとWindowsのどちらでしょうか。

小林さん:
授業でデータを扱うということでMacです。

古川さん:
「理数科はMacのほうがいい」と現役東大生から教えていただいたので、迷うことなくMacにしました。

𡈽田さん:
うちもMacです。

大学生協のサービス活用状況

司会:大学生協はホームページや冊子で情報を発信していますが、どのように活用されましたか。

古川さん:
部屋探しをする際に大学生協のホームページを知り、東京大学生協の資料を秋頃に請求しました。その中で見たのは物件情報だけです。

𡈽田さん:
実際に冊子を手にしたのは、入学式前のガイダンスのときです。本人が大学に行ったのですが、いただいた書類の中に大学生協の「入学おめでとうパック」が入っていました。夫と息子はホームページを見ていましたが、私は冊子を見て入学準備の情報を確認していきました。私立にするなら食費も交通費もすべて自分で出してもらう上で、夫が「これはいい!」とミールパスを勧めていました。最初に支払う6万は夫が立て替え、「月々5000円でいいから返してもらおう」と言っていました。

小林さん:
大学生協のホームページがあるのは知っていましたし、冊子は入学後に見ました。私はLINEを登録して、「先輩方が参加する説明会があります」というお知らせが届いたので、すぐ予約して夫と娘が行きました。そこで学部生から「このパソコンのこのスペックがいい」という説明を受けたそうです。LINEはしばらく登録していて、「教科書販売が始まります」など、お知らせがくるたびに娘に知らせていました。

入学準備をする上でほしかった情報

司会:入学の準備期間でこういったものがあれば良かった、こういう情報が知りたかったということがあれば、お聞きしたいです。

古川さん:
受験に関しては本人に任せきりでしたが、親がどの時期に何をしたらいいかが分からなかったので、タイムスケジュールがあると良かったです。それに沿って進められれば、後半にバタバタすることはなかったと思います。

𡈽田さん:
合格してから入学までがすごく短くバタバタしていたので、その間にピンポイントで分かりやすく発信してくれるといいなと思います。それと冊子はもう少し早く、合格通知と一緒に届くとありがたいです。

小林さん:
部屋探しのあとに何を揃えればいいのかが手探りでした。「キッチンにはこれがあるといい」など、一人暮らしに必要な物の案内があると助かります。また、親が下宿先に1日しかいられない中で、家具・家電を受け取ったり、近くで買い出しをしたりと大変だったので、一人暮らしに必要なもの一式がまとまっているとありがたいです。

大学生活がスタートしてからの子どもの様子


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