古川さん:
何も言ってこないので、困っているのか、悩んでいるのかは分かりません。
𡈽田さん:
「もう分かっていることは書きたくない」という理由で高校まで課題を出さずにきたので心配でしたが、大学では初めてのことや自分のやりたいことを深くできるのできっと楽しいはずです。意外だったのが、理工学部は手書きが多いことです。実験の手順をごまかさないようにすべて手書きで、消してもいけないそうです。アナログ生活で、ノートや文房具などを本人が頻繁に買っています。
小林さん:
娘は何でも言ってくるタイプで、最初は毎日のように電話がかかってきていました。特に大学から一人で東京に出て、一人で決断することが初めてだったので、最初は寂しそうで何でも相談してきました。友達ができる・できないや、サークルの選び方が分からなかったり。1年経ってみて、「なんであんなことで悩んでいたんだろう」と言っています。
古川さん:
うちは「学食マネー」を利用しています。学食以外では校内のコンビニでも使えるそうなので、使い方は本人に任せています。それに、ちゃんと食べているかを親も確認できるので安心かなと思っています。本人に学食マネーの良いところを聞いてみたのですが、「安く食べられる」と言っていました。
𡈽田さん:
うちは「ミールパス」を利用しています。1日上限600円で、本人としては手持ちのお金が減らないで済むので愛用しています。ただ、年度初めに6万円一括で支払わなければいけないのですが、学生本人が払う場合はきついと思います。それに理工学部は昼食が争奪戦で、学食になかなか入れず売り切れてしまって、購買に行ってもパンやおにぎりもほぼ売り切れているようです。
小林さん:
うちは「学食回数券」を利用していました。学食は混んでいるのか、購買でいつもパンやおにぎりを買って食べていると言っていました。ちなみに、本人にミールパスのことを聞いてみたのですが、「こんなのあるんだ!」という反応でした。ただ、最初の6万円入金がネックで、「親が払ってくれるならやる」という感じでした。
古川さん:
3年生で学科が振り分けられ、おそらくキャンパスが変わるので、部屋探しや引っ越しがスムーズにいくか不安です。これから学科が決まりますが、将来のビジョンがまったく見えていないのも心配ですね。ただ、本人が決めることなので、見守っていかなければと思っています。
𡈽田さん:
「やりたいこと」が見えてくるまで時間がかかりそうで、学部で終わるのか、院に進むのかなど、不安はいっぱいです。「国立に行ってほしい」という中で私立に行ったので、本人はなるべく親に迷惑をかけないように効率の良いバイトがないかと考えがちで。でも、変な勧誘があると聞くので、騙されないか心配です。
小林さん:
うちは今2年生で、来年インターンシップが始まります。「一度海外に行ってみたい」という留学希望もあり、お金もかかるのでどうしようかなと思っています。就職活動も来年から始めるので、何から手をつけていいのか分からず、不安があります。
古川さん:
部屋探しが不安だったので、大学生協主催の住まい相談会は心強かったです。
𡈽田さん:
ミールパスは便利ですが、6万円払った後に食べないまま3月まで過ぎると持ち越せないシステムには、少し躊躇してしまいます。具合が悪くて食べられなかったり、争奪戦が激しくて食べたいものが食べられなかったり。食べられたときに都度払うほうが安心かなと感じてしまうこともあり、もう少し使いやすいシステムになるといいなと思っています。
大学生協のパンフレットは長男が高校生のときから知っていましたが、あまり見ていませんでした。でも、いざ自分の子どもが地方に行くかもしれないとなったときに、部屋探しなどで大学生協を活用できるんだなと思いました。
小林さん:
部屋探しは大学生協がすごく強いですよね。私も大学生のときの部屋探しは大学生協でやりました。
実は大学生の頃に大学生協に関わっていたので内情を少し知っているのですが、まだまだ認知されていません。合格発表があって調べて、冊子を見て初めて大学生協がやっていることが分かると思います。大学生協と大学生の関わりがもう少し認知されるようになったら、もっと早くに入学準備などで活用されるのではないかと思います。
2024年8月31日大学生協杉並会館にて