リレーエッセイ
片山凜夏(読者スタッフ・山形大学)
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片山凜夏(かたやま・りんか)
山形大学三年生。
大学では社会学を学ぼうとしている。積読になっている本を消化したいが、頭の中で映像化しながらゆっくり読みたい上に文献も読まなければならず困っている。写真は我が家のニャーとツーショットにしてみた。
多芸は無芸らしいです。確かにそうだなと思っていました。
私は中学の頃に吹奏楽部でバスクラリネットを吹いていました。今でも音楽は好きですがジャニーズやボーカロイドを聴いていると思ったら、あるキャラクターの影響でクラシックを聴いていることもあります。高校の頃は文芸部で小説を書いたり短歌を詠んだりしていました。今も時々コンクールに応募してみますが上手くはいきません。文芸部に入部したのは本が好きだったからで、今もそれは変わりませんが「本を読む人」に比べたら読んでないも等しいほどだと思います。大学生の現在は、ラジオサークルでネットラジオや生放送を行っています。これもラジオが好きで始めたのですが、そこまで熱心に聴いているわけでもないし、メールを採用されたことはあっても「メール職人」には程遠いと自覚しています。
部活とそれに関係することを並べただけで、こんなにもゴチャゴチャしていますが、私は結局何もできません。ずっと同じスポーツを続けるとか、何かひとつ特技や自慢できることがあるのが羨ましいなと思っていました。まさに「多芸は無芸」で何もできないと思っていました。
けれど最近「多芸は一芸」なのかもしれないと思い始めたのです。たとえば、私の友達で、ゲームが好きな人、舞台俳優が好きな人、文房具が好きな人がいます。私はユーチューブを観るのも好きで、ゲーム実況動画も観ますし少しはゲームもしています。網羅しているわけではありませんが、舞台俳優が好きで、ある俳優のラジオを聴いています。文房具はそれぞれの固有名詞やメーカーの名前には詳しくありませんが、筆入れを見た母が引くほどには好きです。なので、先に述べた友人とは細かい情報を自分から話すことができなくても、楽しくおしゃべりができます。ここまで私が好きなものをどんどん登場させましたが、読んでいただいている方も何か共通の話題になりそうな項目があったのではないでしょうか。
だからきっと「多芸は一芸」です。私は社会学を主に学んでいますが、これまたあるキャラクターの影響で他学科の犯罪学系の授業も履修しています。他にも知りたいと思っているジャンルがあり、いつか堂々と、この「一芸」を自慢できるよう「多芸」を極めていきたいと思っています。
次回執筆のご指名:笠原光祐さん
『izumi』読者スタッフとして、さっそくNHK Eテレの「100分 de 名著」の取材で大活躍してくれました。フットワークが軽く、頼もしい青年です。笠原さん、自己紹介をひとつよろしく!(編集部)
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