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コロナ禍におけるコミュニケーションとパソコンスキル

大学生協事業連合 東海地区にて実施「大学における教育とICT 活用に関する実態調査」(実施期間:2021年4月下旬~5月上旬)

大学生協事業連合東海地区では、本年4 月~ 5 月にかけて組合員に『大学生活でのICT 活用に関するWEBアンケート』を実施し、20 大学7,673 名の学生からの回答を得ました。調査からは、BYOD(Bring Your Own Device)やオンライン学習が当たり前のものになる中で、学習環境の整備やパソコン活用スキルに関する学生の悩みは、想像以上に多様化していることが明らかに。学生の学習効果と学習効率の向上のためにも、学生一人ひとりに寄り添った活用支援とサポートが必要です。大学生協はこうした結果を踏まえ、大学の教学方針への貢献を重要なミッションと認識するとともに、学生のICT 活用をサポートしていきます。

大学生協事業連合 常務理事
東海地区業務統括 白取 義之

双方向のコミュニケーションが取りづらいオンライン学習環境への悩み。

オンライン講義に関するさまざまな悩みを抱えている学生が多く、特に「コミュニケーションが取れない」ことに関する悩みを感じている学生が多い傾向にあります。また、対面/オンラインを併用で受講している場合は通学時間・課題の量や学習時間の確保など負担の声も多くなっており、学ぶモチベーションが上がらない要因になっているのではないでしょうか。

コロナ禍により増えるパソコン使用場面、学生のパソコンスキルへの悩みにも影響が。

オンライン講義の導入で大学/自宅でのパソコン使用機会が飛躍的に増え、特に下級生ほどレポート作成やパソコン操作に苦労している学生が多くなっています。オンライン講義でのパソコン(アプリ)の使い方に苦慮している学生も一定数見られます。