Renewal Shop Showcase

福島大学生協 Re;act

巨大ローリングストックタワーが印象的。防災拠点としても機能する場所へ。

3学群5学類を有する福島大学キャンパスの中央、学生が憩う中央広場に立つのが、生協店舗のある大学会館です。Re;actは1階で、学生が非常に利用しやすい立地といえます。

当初2020年に改装オープンの予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大で学内から人がいなくなり、食堂も閉店。先が見えなかったために無期限延期にせざるを得ませんでした。学生も大変困難な状況に置かれる中、生協は新しい大学生協の形を模索しながら、2022年の完成を目指した計画を再始動させ、10月3日にグランドオープンを迎えることができました。


(リニューアルオープンセレモニー)
テープカット。


三浦浩喜学長よりごあいさつ。


「Re;act」は繰り返し行動する
→「習慣」。


四つのレジをフルオープンで対応して、
スピーディーにお会計。

店舗のコンセプトは『防災』です。2011年の東日本大震災では、大学は被災された方々を積極的に受け入れました。その大学に寄り添う生協の在り方を伝えようと、『いざというときの備え』の象徴として、水のペットボトルを使って巨大なローリングストックタワーを作りました。保存食や防災関連の商品もそろえて、防災意識を喚起しています。また、ガラスウインドーを隔てて組合員の目の前でスタッフが握るおむすび工房 “comeʼll(コメル)”を作りました。愛情込めて握られた大型のおむすびを頰張る学生の笑顔が印象的でした。

店舗のハード面では今までにないハイセンスなお店を目指し、ソフト面では従業員がお母さんのように、学生に寄り添った温かい対応をしています。紆余曲折がありましたが、有事の際には一人でも多くの命を救えるよう精進していきたいと思います。

①入り口を入ると、迫力満点のローリングストックタワー。
普段からの「備え」の大切さを表しています。
②「フードレスキュー(フードロス)」、
③④⑨「防災」を意識したメッセージを掲示。
⑤⑥⑦おむすび工房“come’ll(コメル)”のおむすびは、1個でも食べ応え十分のボリューム。
⑧福島大生協オリジナルエコバッグ(環境に配慮)
⑩保存料無添加でロングライフのコモパンは、備蓄に最適。

大阪樟蔭女子大学生協 購買店

恵まれた場所への移動を機に、もっと利用しやすい店舗へとリニューアル。


通路を広くとったので、昼ピーク時もスムーズに流れます。

大阪樟蔭女子大学はキャンパス人口約2500人。人と人との距離が近い、温かい雰囲気の大学です。
以前の店舗は芳情館地下1階に位置し、多くの学生や教職員にとって大学生活の動線上にはありませんでした。組合員の福利厚生を担う生協も、今後のバリアフリー面も考えて改善したいと思っていたところ、大学の多大なるご理解のもと、1階の学生が一番よく使う門の近くに移転させていただけることになりました。

9月26日のオープン当日は、学生は大喜びで明るくきれいに生まれ変わったお店を見て回り、先生方も笑顔で「良かったですね」と声をかけてくださいました。以前は1日平均330~340人のご利用でしたが、オープン直後は550~600人に来店いただきました。

①カップ麺は女子にも人気! 
②「次にお並びの方、どうぞ!」
③卒業式は伝統の袴で。
④大学と企業のコラボ商品。
⑤ステーショナリーは、女子大らしく華やか。
⑥ホットスチーマーで提供する丼物は日替わりです。

立地が良くなった分、商品構成は食品のボリュームを増やしました。特にパンへの反応が返ってくるのが速く、1日の販売数が以前の3倍になり、初日は50個の食堂弁当が12時20分に完売してしまうなど、想定よりも多くご利用いただいています。またデザート・スイーツは人気が高く、一言カードでご要望が入ることもあります。現在は、Twitterで店舗情報を発信して広報に努めています。とても恵まれた場所で営業させていただけることに感謝し、より大学に貢献できるように運営していきたいと考えています。

慶應義塾生協 [日吉キャンパス]銀杏庵・HIYOSHI DELI TAKEOUT BOX

学生の意見を反映したコンセプトから3つの店舗が新たに誕生。

7学部3研究科の塾生が学生生活を送る日吉は1、2年生が中心のキャンパス。活気にあふれた風景が広がります。今回ご紹介します三つの新店舗のコンセプトは、「多様な学生の要望に応えるバラエティに富んだ店づくり」です。昨年学生と実施した 1000人アンケートの内容も踏まえ、おしゃれ志向、健康志向、急いでいる人、寛ぐ人、勉強する人……従来のメイン食堂と併せて、どんな学生も迎え入れることができるようメニューや店構えを工夫しています。テイクアウト 2店舗は学生との楽しい対話が可能で、商品への評価や要望をはじめ、大学生活の様子をダイレクトに受け止める機会となっています。声が集まりやすく、反応が速く、変化が分かりやすい店舗を目指します。

銀杏庵(平日11:00~15:00営業)


定番メニューに自分好みをプラスできます。

2022年4月にリニューアルオープンした和麺(うどん・そば)の専門店。揚げたての天ぷらを選んだ自分好みの一品が、30~40秒で出食されます。夏に提供した「塩柑橘うどん」は女性中心に大人気を博しました。店内に新たに設けた約70席のイートインスペースは外から見えづらく、Wi-Fiの感度もいいので、オンライン授業に利用する学生もいます。

イートインスペースは、「和」の雰囲気を重視。

HIYOSHI DELI(平日11:00~13:00営業)


「できたて」はニーズが高く、大量出食施設である私たち生協の課題となっています。

2022年4月にオープンした揚げパン・カレーパンの専門店。ほかにも唐揚げやポテトなど、揚げたてのホットスナックを持ち帰りできます。

季節ごとのフレーバーや企画メニューも展開予定。

TAKEOUT BOX(平日11:00~17:00営業)

2021年4月にオープンしたカフェメニューのテイクアウト専門店。週替わりランチボックスのほか、コーヒーやラテ、クッキーやブラウニー、フードレスキュー弁当なども販売。特に13時と14時半に焼き上がるアメリカンテイストのクッキーは大人気で、スイーツ男子の心もしっかりとつかんでいます。テイクアウトの商品については大学と相談し、容器類はなるべく紙製を使うようにしています。


天気のいい日はテラス席で。


本日のクッキー


9月から生協の電子マネーが始まりました。