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大阪公立大学交響楽団が誕生しました‼

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大阪府立大学交響楽団 × 大阪市立大学交響楽団

2022年4月の大阪公立大学開学に伴い、部活動においては開学時点で60余りの団体が統合され、大阪府立大学・大阪市立大学の学生が合同で活動しています。

大阪府立大学交響楽団(府大オケ)と大阪市立大学交響楽団(市大オケ)は、大学統合後の楽団の在り方について再三にわたって議論を重ね、大学統合から 1 年の準備期間を経て2023年1月より二つの団体の統合を決定しました。両楽団としての活動は22年12月の各々の定期演奏会をもって終了し、23年1月より大阪公立大学交響楽団(公立大オケ)が発足しました。

統合に当たって両団体が協議を重ねたのは、双方とも歴史あるオーケストラなので運営や練習の取り組み方などに大きな違いがあったからです。例えば、市大オケでは演奏会に指揮者を客演で招くのに対し、府大オケでは全曲学生の指揮で臨んでいました。

市大オケの村橋団長は「直近の先輩方が統合後の活動の在り方を苦労して擦り合わせてくださった上で、私たちが引き継ぎました」と、感謝の意を表しました。それでも統合後には、二つの団体をまとめることの難しさを痛感することもあったと言います。府大オケの小山団長も「文化的な違いも感じましたが、それまでの練習場を離れて杉本キャンパスに通うのは、遠いし他大生の気分になるしで慣れるまで大変でした」と言いました。

しかし一方で、統合で約100人の大所帯となったことにより、今までの公演では両オケともエキストラを頼んでいたのを、ほぼ現役生で賄えるようになりました。仲間が増えて音楽の幅が広がったのも、オーケストラとしては大きな利点です。また客演指揮者を招聘しつつ、学生指揮者の曲の割合を増やした形としました。

公大オケは、6月と12月に演奏会を行います。村橋さんは「まずは6月に、一つのまとまった演奏をお客さまにお見せできるようにみんなで頑張りたい。練習を通して団員同士親しくなれればと思います」、小山さんも「みんなが統合して良かったなと思える団体、お客さまや外部の方にも認めてもらえるような団体として進んでいきたいと思います」と抱負を語りました。


大阪公立大学交響楽団
(元大阪市立大学交響楽団)
村橋 優佳さん
(工学部機械工学科3年)


大阪公立大学交響楽団
(元大阪府立大学交響楽団)
小山 紗季さん
(教育福祉学類3年)