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学生たちの、仕事への意識

コロナ禍もようやく落ち着きはじめ、日本経済がafterコロナを見据えた動きを見せている今、学生たちの仕事への意識にも少なからぬ変化が…。
大学の4年間は、将来への道筋を見極める大切な時期でもあります。回答の一つ一つに、働くことに対する学生たちの思いがあふれています。

出典:第58回学生の消費生活に関する実態調査(2022年)

[アンケート調査概要]

調査実施期間:
2022年10月~11月
調査対象:
全国の国公立および私立大学の学部学生(大学院生は含まない)
回収数:
9,126人(30大学)※2021年は10,813人
調査方法:
Web調査(郵送またはメールで調査依頼し、Web上の画面から回答)

4年間でどこへ行くか、何をするかを決める学生たち

就職予定者(内定者含む)のうち、自身が就きたい職業・職種を決めていると答えたのは68.7%。学年別に見てみると、1年生のうちは51.5%ですが、徐々に上がって4年生になると95.8%にまで上昇します。大学生活の4年間が、まさにこの先の人生への大切な助走期間であることが分かります。

就きたい仕事に就くために、何をすべきか…

就職予定者(内定者含む)のうち、自身が就きたい職業・職種のために何かをしていると答えたのが最も多いのは、3年生の76.2%。
1年、2年と時を経て、徐々にやりたいことが明確になってくることで、そのために時間を費やそうとする真摯な姿が浮かび上がってきます。

仕事を選ぶ時、何を決め手にしているか

自分の好きなことや興味を持ったことを仕事にと考えるだけでなく、そこに収入や福利厚生といった別のベクトルがけっこう強く働いていることが分かります。今年に入って賃金のベースアップなどがニュースとなり、こうした意識をより強く後押ししているのかもしれません。

大学生協調べ
「第58回学生の消費生活に関する実態調査(2022年)」
「2022年度保護者に聞く新入生調査」は
こちらよりご覧いただけます。