大学生協事業連合
管理栄養士 高橋亮子
今回、災害時(非常時)を想定して、下記の5つのルールを設けてレシピ提案しています。
簡単に作れること、それでいて災害時(非常時)に不足しがちな食物繊維も補えるよう、根菜・芋・豆・海草を使うことを意識した内容にしてみましたので、是非一度チャレンジしていただければ嬉しいです。
保存に便利な食品を多用していますので、普段から備えておく食品のリストに加えていただければと思います。加えて是非自分好みの嗜好品(フルーツ缶・お菓子・珈琲等)も常備しておくことをお勧めします。これは栄養補給としてというよりも、災害時(非常時)にほっと一息つける精神安定剤としてですが。
大学生協事業連合
管理栄養士 山本哲朗
災害時には、様々な限られた条件の中、料理をしなければならない可能性があります。しかし、その時に必要になってくるのは、特別な技術というわけではなく、野菜を切る、肉を焼く、揚物をする等といった、基本的な調理技術です。
普段から定期的に料理をすることは、調理技術だけでなく、災害時に必要となる計画的に食材を使用する能力も身に着けることができます。
今回の災害レシピは、缶詰や乾物等、災害時でも手に入りやすい食材を使用すること、余分な水分をなるべく使わないこと、そして何より簡単に作れることを意識して作成しています。
普段あまり料理をしない方も、これを機に、キッチンへと足を向けてみてはいかがでしょうか?
ポリ袋を三重にし、無洗米を入れ、水を加えて30分以上浸す。
鍋に水を入れ、火にかけ沸騰したところへ、皿を沈め(ポリ袋が直接鍋に当ら ない様にする為)口を結んだ1を湯の中に入れ、15分煮る。
火を止め、蓋をして15分予熱で加熱する。
鍋からポリ袋を出して5分蒸らす。
ポリ袋の口を開け、スプーンなどでご飯をすくって、(非常時はラップフィルムを貼り付けた)器によそう。(器を洗わなくて済むように)
じゃがいも、キャベツは一口大に切り、玉葱はくし切り、人参は5mm程度の輪切りにする。
ポリ袋を三重にし、1、ソーセージ、コンソメ、水を加えて口を縛る。
鍋に水を入れ、火にかけ、沸騰したら、下に皿を入れて、2を入れ15分加熱する。
火を止め、蓋をして15分予熱で加熱する。
(非常時はラップフィルムを貼り付けた)お皿に4を移し、ドライパセリを上から振る。
作るのが難しいと感じた。鍋の中で転がすことができなく、卵のあたたまりにムラでできてしまい、加熱時間を追加しました。
きちんとしたゆで卵にはならなかったが、半熟卵のような感じになり、結果としては良かったと思いました。
●卵サンド
半熟卵を使用したところ、色合いが明るくなり、具がキレイになった。
マヨネーズ・からし・コショウを調整でき、自分なりの味付けにできるのは、非常時でも楽しめるという点でも、また作ってみたいと感じました。
ポリ袋を三重にし、卵を入れる。
鍋に水を入れ、火にかけ沸騰したところへ、皿を沈め(ポリ袋が直接鍋に当らない 様にする為)口を結んだ1を湯の中に入れ、15分煮る。
鍋から取り出し、ポリ袋の口を開けて取り出し冷ました後、殻をむく。
玉葱は薄切りにしてから大き目のみじん切りにして、水にさらしておく。
パプリカは種をとって、8mm程度の角切りにする。
1の水を切り、ペーパータオルで水分を絞りとる。
ボウルに2と3を入れ、缶を開け、ミックスビーンズを加え、酢とブラックペッパー、粉チーズで調味し、混ぜ合わせる。
(非常時はラップフィルムを貼り付けた)器に4を半量入れ、ドライパセリを上から振る。
カットワカメは水で戻しておく。
水でもどしたワカメは軽く水気を絞る。
(非常時はラップフィルムを貼り付けた)器にミックスベジタブル、ツナ缶、2を盛り付ける。
お好みのドレッシングをかけてどうぞ。