2020年は、新型コロナウイルスの影響で、オンライン授業を自宅で受ける学生さんが多かったのではないでしょうか?
そして好むと好まざるとにかかわらず、自炊を余儀なくされた学生さんも多いはず。
調理スキルがあまりない学生さんにとっては、自らの食事を毎日用意するのはとても大変だったかと思います。
そんなコロナ禍で提案する自炊レシピとして、今回与えられたメインテーマが「フライパン1つで出来るレシピ」でした。
そして大学生協の組合員の皆さんへ行った食生活に関するアンケートの回答を踏まえ、サブテーマとして下記の3つを設定しました。
今回レシピ提案するにあたり、昼食だけでなく、朝食や夕食にも適したメニューを組み入れ、また主食(ご飯もの、パン、麺類)、主菜(肉、魚、卵、豆腐中心のメニュー)、副菜(野菜中心のメニュー)、汁物と内容に偏りがないように工夫してみました。
手軽に栄養不足を補うように安価で栄養価の高い卵や、ピーマンや人参、キャベツを意識的に使ってみました。
安価で時短ということでは、インスタントの袋麺を使用したり、最近ではスーパーやコンビニでも品揃えが豊富なカット野菜も取り入れています。
全般的には1つのメニューに使用する食材や調味料をなるべく少なくし、調理も焼くだけ、炒めるだけ、茹でるだけ、煮るだけというような簡単に出来る内容にしたつもりです。
ただ簡単に出来るメニューというだけでは面白くないので、ヘルシーな食材として今注目されている豆乳を使用したり、流行している酸っぱ辛い味を取り入れたり、多くのアレンジが可能なホットケーキミックスを使用したレシピを取り入れたりしていますので、是非試していただければと思います。
今回実演していただいた学生さんのコメントを読むと学生さんがどこの部分が難しいと感じているかがわかりとても参考になりました。次回以降への参考にさせていただければと思います。
コメントは、学生の皆さんに参考になるヒントが散りばめられていますので、レシピと併せて是非お読み下さい。
今回提案したレシピが自炊をする学生さんにとって少しでも毎日の食事作りへのハードルを下げることに繋がればと思っています。またぜひアレンジしていろんなメニューにチャレンジしていただければ幸いです。
大学生協事業連合 東4地区FS事業部
管理栄養士 高橋 亮子
キャベツは太い軸を除いて一口大に切る。
フライパンにたっぷりの湯を沸かし、塩を加えてキャベツをさっとゆで、ざるに上げて冷ます。
ボウルにキャベツ、削り節、しらす干しを入れ、醤油を回し入れて和える。
小松菜は根を切り落とし、4cmの長さに切る。竹輪は熱さ5mmの斜め切りにする。
フライパンにごま油を強火で熱し、1を炒める。
全体に油が回ったら、Aを加えて炒め合わせる。
人参はスライサーなどで細切りにする。
フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、1を炒める。
全体に油が回ったら、汁気をきったツナを加え、さっと炒め、マスタード、塩、黒こしょうを加えて炒め合わせる。
ピーマンは、縦半分に切ってへたと種を除き、幅1cmの斜め薄切りにする。
フライパンにごま油を強火で熱し、1とちりめんじゃこを入れて炒める。
全体に油が回ったら、麺つゆを加えて炒め合わせる。
ウインナーソーセージは斜め切りにし、人参と玉葱は1cm角に切る。
じゃがいもは1cm角に切り、水にさらし、水気を切る。
フライパンを熱して、オリーブオイルを入れ、1を炒め、玉葱がしんなりしてきたら、2を加えて炒め合わせ、Aを加えて煮る。
3が煮立ったらあくを取り除き、蓋をして具材が柔らかくなるまで煮、塩、こしょうで味を整え、器に盛る。